こんにちは!事務員の平良です。暑くなったり寒くなったり、寒暖差の激しい日々が続いています。新年度からひと月過ぎて、疲れも出てくる頃合いです。
新型コロナが5類に引き下がり、色々な規制も緩んだことも相まってか、今の季節は下火になっているはずのインフルエンザが未だに流行しています。他の感染症も流行傾向にあるそうです。
自分自身での感染症対策が重要になってきますので、気を付けていきたいですね。
さて、今日は「菌活の日」です。
この記念日は、長野県長野市に本社を置き、最初に「菌活」という言葉を生み出した、きのこ総合企業のホクト株式会社が制定しました。
日付は同社がテレビコマーシャルで「菌活」という言葉を初めて全国発信した2013年(平成25年)5月24日にちなんでいます。
様々な種類がありますが、共通して低カロリーなのに高い栄養素がたくさん含まれるきのこ。
今日は、「きのこ」についてご紹介します。
きのこに含まれる免疫力アップ成分
きのこにはビタミン類をはじめ、体を健康に保ち、免疫力を高めると言われる成分が多く含まれています。その内容を順に紹介していきます。
■食物繊維
腸内環境を整え、善玉菌を増やす働きをします。
■βグルカン
体内の感染細胞やがん細胞を攻撃するマクロファージなどの免疫細胞を活性化します。
■キノコキトサン
油分を吸着し、脂肪の分解と排出を促します。
■ビタミンB群
皮膚の免疫を健康に保ち、血行を促進します。
■ビタミンD
免疫機能の調整をする働きがあります。
■エルゴステロール
免疫力アップに欠かせないビタミンDの素です。
栄養をより摂取できる食べ方
きのこはさまざまな料理に応用できる食材です。免疫力をより高める食べ方を知って、毎日の食生活に積極的に取り入れていきたいですね!
■天日干しするとビタミンDが増加する
ビタミンDの素であるエルゴステロールは、紫外線によってビタミンDに変化するため、生で食べるよりも天日干ししたものの方がよいと言われています。
■油で調理するとビタミンDがしっかり摂れる
ビタミンDは脂溶性(油に溶ける性質がある)のビタミンです。ビタミン類は加熱に弱いのですが、脂溶性ビタミンは残存率が70~96%と高く、油に溶けだすことで吸収も良くなるという特性があります。そのため、きのこ類を揚げ物や炒め物にするなど、油を使って調理することで、効率的にビタミンDを摂取できます。
■冷凍してから調理すると栄養価がアップする
きのこを冷凍すると、きのこが含んでいる水分が凍って細胞壁が破壊され、栄養が吸収しやすい状態になります。さらに、きのこのうまみの源であるグアニル酸は、細胞壁が壊れることで初めて出てくるため、冷凍してから調理するときのこのうまみが増すというメリットもあります。
加熱すると流れ出てしまい、摂取が難しい水溶性ビタミンと違い、しっかりと栄養がとれるきのこは、スーパーでも価格が安定して安いとてもとても優秀な食材です。
旬は秋ですが、一年を通して売り場に並んでいるところも嬉しいですね。
また、食材の味を邪魔しないので普段のおかずや味噌汁に加えるのも簡単です。
楽しい毎日が送れるよう、「菌活」で美味しく健康になりましょう!