ラジカル抑制型塗料のメリット
- 塗膜の耐候性が非常に強くなる
- コストパフォーマンス(総合メリット)が良い
- さまざまな下地と相性が良い
- 汚れがつきにくい
ラジカル抑制型塗料のデメリット
- 新しい塗料の為、実績が少ない
- 製品数が少ない
- 濃い色が少ない
サトウ建装がオススメするラジカル制御塗料
サトウ建装では信頼のブランド塗料を使用しています。
ラジカル制御塗料の中で最も使用する塗料は、アレスダイナミックTOPです。このアレスダイナミックTOPは、ラジカル制御の中では高価な位置づけですが、塗装後の定期点検などから、塗料の信頼性が高いものを選びオススメしています。
ラジカル塗料にはラジカル抑制のために、高耐候酸化チタンと光安定剤という2つの成分が配合されています。高耐候酸化チタンは「ラジカルバリア」という能力があり、ラジカルを発生させる成分「酸化チタン」を制御します。また、光安定剤は発生したラジカルの発散を抑える効果があります。
特徴を長期に保護するために
風雨や熱や太陽光線など、地上では常に厳しい環境にさらされています。
紫外線は人の肌と同じく、建物の仕上材を攻撃し劣化を促進させ、晴天の日だけでなく、曇りや雨の日でも降り注ぎます。
さらに、オゾン層破壊の影響で紫外線量は年々増え続けていることから、人も建物も、健康を維持するには紫外線から護ることが最も重要です
高性能の上塗で外壁を長期に保護
- 最上位品フッソに迫る高耐候性
- 樹脂性能を最大限に引き出すラジカル制御技術を採用
- 超低汚染
- カビ、藻が付着しにくい
- 臭気の少ない水性塗料
- 艶の選択が可能 (艶あり、7部艶、5部艶、3分艶)
- 強力な付着力 (強化剤を配合することで、湿潤面や高湿度環境での施工が可能艶)
◇◇◇ラジカル抑制型塗装とは◇◇◇
ラジカル塗料は、従来の合成樹脂の主成分(ウレタン・シリコン・フッ素)とは別軸で考えた塗料で、塗料の劣化因子「ラジカル」を抑える仕組みの成分を組み込んでいる塗料のことです。
ラジカルとは塗膜の劣化因子のこと、紫外線や雨・風によって発生する塗膜の劣化因子です。
紫外線などの外的要因に塗膜がさらされると、塗膜内部でラジカルという劣化因子が発生します。その結果、塗料の分子構造が破壊されチョーキングや割れなどが起きます。
ラジカル発生の仕組み
太陽光による紫外線や雨・風・酸素など塗膜にあたる
劣化因子(ラジカル)が発生して塗膜の分子構造を破壊・劣化が発生する
結果として、チョーキング現象や割れが起きる
今現在のラジカル塗料は、ラジカルの耐用年数は12年〜15年くらいの塗料が多く、中級のシリコン塗料以上であり、高級塗料のフッ素塗料以下の位置付けになっています。
/// 1.耐汚染性に優れている ///
ラジカル抑制型塗料は低電圧性で汚れが付きにくい性質があるので、雨や泥、ホコリや車の排気ガスなどの耐汚染性に優れています。また、塗膜が固く撥水性があるで、雨水や汚れを綺麗に弾く性質もあります。
油汚れを弾く性質により長期間綺麗な塗膜を保つ事ができるので、建物の美観性にこだわる方にとっては魅力的な塗料といえるでしょう。
/// 2.耐候性に優れている ///
ラジカル抑制型塗料は、艶がある仕上がりにすることで光沢保持率が高くなり、塗膜の光沢を長期間に渡って保つことができます。ウレタン塗料と同じ環境で実験した所、シリコン塗料の方は2割ほど光沢保持率が高いという結果が出ました。
※光沢保持率とは、雨、紫外線、熱などの塗膜の劣化要因に対して初期の光沢を100%とし、劣化後に何%の光沢を保持しているかの割合のことです
/// 3.コストパフォーマンスが良い ///
ラジカル抑制型塗料は、価格と性能のバランスが丁度良いグレードです。耐久年数12年と、価格の割に耐久年数が長くコストパフォーマンスに優れています。