「外壁のコケが気になる」
「住まいに生えるコケは何が原因なのか知りたい」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回はコケが生える原因と対策、予防策についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□外壁にコケが生える原因とは?
コケが生えるのを未然に防ぐためにはコケが生える原因を知っておかなくてはいけません。
以下でコケが生える主な原因を挙げているので、自身の住まいにあてはまらないかチェックしましょう。
1つ目は地域の気候による原因です。
東西南北、海に面している、山に囲まれているなど住む地域によってカビの生えやすさは異なります。
コケが生えやすい立地について後ほどご紹介します。
自身が住んでいる地域はコケが生えやすいのかどうかを確認して対策を施すようにしましょう。
2つ目は外壁サイディングの柄による影響です。
外壁サイディングの柄もコケの生えやすさに関係しています。
柄に凹凸が多いと水がたまりやすく、その水気からコケが生えてしまいます。
コケができるだけ生えないような環境にしたい場合は水がたまりにくいようなサイディングを選ぶようにしましょう。
雨が降った次の日に自分の家の外壁を水がたまっていないか確認しましょう。
3つ目は風通しの悪さと日当たりです。
風通しと日当たりが悪い部分にコケが発生しやすいです。
□コケが生えてしまったときの対処法とは?
コケが生えてしまうと住まいの外観が著しく損なわれてしまいます。
また、コケを放っておくと外壁の劣化、躯体の腐食、カビの発生などにつながります。
建物や人体へ悪影響を及ぼすため、コケが発生したら放っておくのではなく、すぐに対処するようにしましょう。
では、どのようにコケに対処すれば良いのでしょうか。
*自分で除去する場合
狭い範囲のコケであれば自分自身で除去可能です。
生え始めのコケの場合、水で濡らしたブラシでこするだけでとれます。
コケの部分に熱湯をかけることでより簡単に落ちやすくなります。
頑固なコケの場合はコケ・カビ除去用の洗剤、スプレーを使用しましょう。
ホームセンターで1000円程度で販売されています。
この時に注意したいのが力強くこすりすぎないことです。
力強くこすりすぎてしまうと外壁に傷がついてしまいます。
傷から塗膜が劣化し、雨漏りにつながってしまう恐れがあるため、傷がつかない程度に丁寧にこするようにしましょう。
あくまで素人が掃除するのでコケの根本までしっかり掃除できなければすぐにまた生えてきます。
また、はしごを使っても届かない範囲は掃除できません。
家庭用の高圧洗浄機で掃除する場合も注意しましょう。
水圧の調整を間違えてしまうと外壁に傷がついてしまいます。
*業者に依頼する場合
2階など手が届かない範囲までコケがある場合、業者に任せるようにしましょう。
業者に依頼すると高圧洗浄機で壁にこびりついたカビを綺麗に落としてもらえます。
屋根付近などはしごでも届かない場所も足場を組んで掃除してくれます。
また、プロということもあり細かい隙間も綺麗に掃除してくれますし、外壁が傷んでしまう心配もありません。
手間も時間も節約できるため忙しい方は業者に依頼する方がメリットが大きいでしょう。
□外壁にコケをできにくくするための予防法とは?
コケを除去するには数万円かかります。
以下の点を押さえてコケを予防すればこの数万円が節約できます。
1つ目は外壁の前にものを置かないことです。
先ほどご紹介した通りコケは風通しが悪い場所に生えやすいです。
風通しを良くするために外壁の前にものを置かないようにしましょう。
2つ目は住まいの建設時は植物が近い地域を避けることです。
コケは胞子がとんできて繁殖します。
そのため、コケの胞子が多く存在する自然が近いと繁殖しやすくなります。
住まいの建設する場所を選べるのであれば自然からできるだけ離れた場所を選び、発生率を下げましょう。
3つ目は凹凸が少ない模様を選ぶことです。
先述した通り凹凸が多いとその凹みに湿気が溜まりやすくなります。
将来的にコケを防ぎ外壁メンテナンスの頻度を下げたいと考えるのであれば外壁材を決める際はモルタル、金属系サイディングのようにたいらな素材を選ぶようにしましょう。
4つ目は10年おきに外壁塗装を検討することです。
外壁塗装が劣化すると防水性能が損なわれてしまいます。
防水性能が損なわれる目安は10年と言われています。
10年おきに外壁塗装をしていれば外壁の防水性能が保たれ、コケが生えにくい外壁が維持されるでしょう。
また、外壁塗装をする場合はコケが目立ちにくい色を選ぶようにしましょう。
これらがコケを予防する方法です。
□まとめ
コケが生える原因、対策と予防策についてご紹介しました。
放置しておくと住まいにも人体にも悪影響を及ぼします。
コケとあなどらずにすぐに対処するようにしましょう。
この記事がお客様の役に立てば幸いです。
また、この記事について何かご不明の点があればお気軽にご相談ください。