太陽光パネルを設置している場合でも、屋根塗装を検討している方は多くいらっしゃるでしょう。
確かに、太陽光パネルの有無に関わらず屋根の状態を維持するために屋根塗装は必要です。
しかし、太陽光パネルが設置されている家の屋根塗装は、一般的な家とは異なるポイントがいくつか存在します。
この記事では、太陽光パネルがある家の屋根塗装とその注意点について解説します。
太陽光パネルを設置している家の方は、ぜひ参考にしてみてください。
□太陽光発電をしている家の屋根塗装は可能?
1.太陽光パネルの下は塗装不要
太陽光パネルが屋根に設置されている場合、その下の部分は基本的に塗装の必要がありません。
太陽光パネルが紫外線や雨風から屋根を守ってくれるため、劣化の進行が非常に遅くなります。
しかし、太陽光パネルに覆われていない場所は通常通り劣化するため、その部分だけ塗装するのがおすすめです。
2.太陽光パネルの脱着は避ける
太陽光パネルを一度取り外してから屋根全体を塗装する方法も考えられますが、これは推奨されません。
なぜなら、太陽光パネルの脱着には高額な費用がかかるだけでなく、保証が効かなくなるリスクも伴うからです。
不具合が生じた場合に保証が適用されないリスクも考慮し、脱着したい場合は実績のある業者を選びましょう。
□太陽光発電をしている家で屋根塗装する際の注意点
*パネルを踏まない
太陽光パネルは非常にデリケートなため、作業中に踏むのは避けましょう。
踏んでしまうと、ガラスが割れるリスクがあるため、注意が必要です。
また、ひび割れが入ると内部にほこりや雨水が入り込んで故障の原因にもなります。
*高圧洗浄は避ける
太陽光パネルの高圧洗浄おすすめできません。
誤った圧力で洗浄すると、パネルに傷がついてしまう可能性があります。
しかし、太陽光パネルは屋根上にあるため汚れやすく、汚れを放置するとシステムの効果が低下するリスクもあるため、低圧での洗浄や拭き取りがおすすめです。
*屋根の状態を確認
塗装をする前には、屋根の状態をしっかりと確認してもらうことが大切です。
劣化が進んでいる場合、塗装だけでは問題が解決しないこともあるため、注意が必要です。
特に、築20年以上未塗装や築30年以上経っている家、すでに雨漏りしている家は、塗装ができないほど劣化しているケースも考えられます。
□まとめ
太陽光パネルを設置している家の屋根塗装は、特有のポイントをおさえて進めることが大切です。
太陽光パネルの設置が増える中、適切な知識を持って屋根塗装を行うことで、家の長寿命化やコスト削減に繋がります。
この記事で紹介した方法や注意点を参考に、適切な屋根塗装を行いましょう。