外壁のクリア塗装は、その透明感から建物のデザインや色を活かすことができ、近年多くの方に選ばれています。
しかし、クリア塗装には様々な種類があり、それぞれの特徴や耐久性が異なります。
この記事では、外壁のクリア塗装のメリットやクリア塗装の種類ごとの耐久性についてご紹介します。
クリア塗装を検討中の方、またはこれから外壁の塗装を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
□外壁塗装にはクリア塗装がある?メリットは?
1.外壁の模様を活かせる
クリア塗料は透明なため、外壁の模様や色をそのまま活かせます。
特にデザイン性の高いサイディングや木質サイディングを使用している場合、クリア塗料が最適です。
選んだサイディングボードの色や模様がそのまま外壁のデザインになるので、オリジナルのデザインを損なうことなく保護できます。
2.チョーキング現象が少ない
クリア塗料は、外壁が粉を吹く現象が少ないのも大きな特徴です。
これにより、外壁に触れた際の汚れの心配も少なくなります。
特に、塗料に含まれる顔料が劣化することで起こるチョーキング現象は、クリア塗料ではほとんど心配がありません。
3.コストを抑えられる
クリア塗料は、色付き塗料に比べて施工費用が安くなることがあります。
特に2回塗りで済む場合は、費用と時間を節約できます。
しかし、必ずしも2回で済むわけではないので、事前に業者に確認が必要です。
4.新築のような艶が出る
クリア塗料は、色付き塗料よりも艶が目立ち、新築時のような美しい外壁を実現できます。
特に、クリア塗料には艶の度合いを選ぶことができるため、自分の好みに合わせて選択することが可能です。
□各クリア塗料の耐久性
1.アクリル系塗料
最も手頃な価格で、耐用年数は5~8年程度。
透明度が高いため、特に軒天のような見え隠れする部分での使用が推奨されます。
2.ウレタン系塗料
光沢感があり、8~10年の耐用年数。
新築時のような外壁を期待できます。
ウレタン系塗料は塗膜の光沢度が高く、塗料の付着性にも優れています。
3.シリコン系塗料
耐熱性や耐候性に優れ、10~12年の耐用年数。
多くの外壁塗装で使用されています。
シリコン樹脂は融合のしやすさから変性塗料としても使用されます。
4.フッ素系塗料
最も高価ではありますが、12~15年と最も長い耐用年数を誇ります。
耐熱性や耐候性だけでなく、親水性と防カビ性にも優れているのが特徴です。
□まとめ
外壁のクリア塗装は、その美しさと耐久性から多くの方に選ばれています。
しかし、使用する塗料によってその特徴や耐久性が異なるため、自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
今回の情報を参考に、最適なクリア塗装を選びましょう。
また、施工前には業者との相談を忘れずに行い、最適な塗装を行ってくださいね。