外壁で結露が起こってしまう理由とは?外壁塗装をお考えの方必見です!

外壁塗装でお悩みの方は多いと思います。
今回は外壁で起こりうる結露の種類、内部結露が外壁に及ぼす深刻な影響と結露予防対策方法について紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

 

□外壁で起こりうる結露の種類とは?

結露とは、空気が冷やされることにより空気中の飽和水蒸気量が下がることで、水滴になり付着する現象のことを指します。
これは、家の内側のガラスだけではなく、外壁にも発生することがあります。

外壁で起こりうる結露の種類を紹介します。

1つ目は、表面結露です。
この結露は水滴そのものを見られる種類になり、よく日常生活で見かける結露になります。
例えば、ガラスやコップに冷たい飲み物を入れて数分放置すると外側に水滴が発生します。
これを表面結露と言います。

この現象が起こる理由は、冷たいものが空気に触れることで空気中の温度が下がり、水蒸気が水滴になるためです。
特に、冬によく起こる現象で、家の窓や車の窓に、内部との寒暖差により結露ができます。

2つ目は、内部結露です。
これは、日常生活ではあまりなじみのない結露で、建物を内部から腐らせる原因にもなる結露です。
この結露ができる場所としては、外壁の内部や廊下など、普段見ることのできない場所が挙げられます。

結露ができる原理は表面結露と同様で、冷えた外壁が空気に触れることで発生します。
しかし、内部結露は外壁内部からの空気が原因であるという点で表面結露とは異なります。

 

□内部結露が外壁に及ぼす深刻な影響とは?

1つ目は、外壁内部の腐食です。
外壁内部で結露が起こると断熱材に水分がたまってしまい、腐食してしまいます。
外壁内部に使われえる断熱材はグラスウールという素材になります。

少量の結露では、断熱効果は落ちません。
しかし、水が溜まっていると断熱効果がなくなります。
そして、カビやシミなどが付き腐食して黒くなります。

また、その位置だけではなく、そのカビが周りに侵食していきます。
最終的にそのカビが多くの断熱材や外壁を腐食し、耐久性を低下させます。

さらには、部屋がカビ臭くなるのも特徴の1つです。

2つ目は、建物の断熱性能が低下して暖まりにくくなることです。
断熱性は腐食することで、縮んだりただれたりしてしまいます。

新築の時は、断熱材の機能がしっかりとしていることで部屋の熱が外に出ず、部屋の暖かさが保たれています。
しかし、年数が経過して断熱材が腐食してくることで断熱性能が低下し、室内が冷えやすくなってしまいます。

そのため、暖房をつけても暖まりにくくなり、電気代の無駄になってしまいます。

3つ目は、シミの跡が残ってしまうことです。
結露に気づかずに放置してしまうと、大きな黒いシミができてしまいます。
その結果、シミにより塗装が剥げてしまうことになります。

また、見た目も悪くなり機能性も落ちてしまいます。

4つ目は、内部結露による障害です。
内部結露は建物だけでなく、人体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
例えば、喘息やアレルギーの原因になります。
なぜなら、大量のカビが建物の中全体に発生してしまうからです。

 

□結露予防対策方法を紹介します

1つ目は、定期的なタイミングで外壁塗装をすることです。
外壁塗装を適切なタイミングですることで内部結露を防げます。
また、このタイミングは樹脂のグレードにより異なります。

一番グレードが低いアクリル樹脂は5から7年、一番グレードが高い光触媒とフッ素で15年から20年になります。
どれも最高で20年ほど住むと樹脂の効果がなくなるため、使用している樹脂に応じてリフォーム時期を見定めなければいけません。

耐用年数が短いほど値段は安価で、耐用年数が長いほど値段は高価になります。

また、耐用年数はその土地の自然環境により変わってきます。
紫外線が強い地域、潮風の影響が多い地域では安価な塗料を使用してもすぐに効果が薄れてしまいます。
湿気の多い地域や雨の日、雨上がりの日は塗装ができないので注意が必要です。

多くの人がシリコン系の塗料を使用しているため、シリコンから上のグレードを使用することをおすすめします。

2つ目は、換気をこまめにすることです。
塗料は湿気に弱いため換気することで長く使用できます。
ドアや窓を開けることで十分に換気ができます。

例えば、ストーブやファンヒーター及び加湿器などは大量の水蒸気を発生させてしまいます。
そのため、使用する際は湿度が60%未満になるように設定しましょう。

また、湿気が溜まりやすい場所の一つとしてタンスや本棚などの大きい家具の裏側が挙げられます。
大きい家具をこまめに移動させることで湿気が溜まることを防げるため、足が付属されている家具の購入をおすすめします。

 

□まとめ

今回は外壁で起こりうる結露の種類、内部結露が外壁に及ぼす深刻な影響と結露予防対策方法について紹介しました。
この記事が少しでも役に立つと幸いです。
また、外壁塗装でお困りの方はぜひお問い合わせください。

Scroll to top