外壁塗装に火災保険は適用できる?条件や流れを解説します!

皆さんは、外壁塗装に火災保険が適用できることをご存知でしょうか。
実際に使用できるのか不安に感じている方も多いですよね。
火災保険を用いるためには、事前に知っておくべき情報があります。

そこで今回は、外壁塗装に火災保険を適用できる条件や種類、流れ、注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

□外壁塗装に火災保険が適用できる条件とは

 

*災害によって外壁や屋根の破損した場合

原因が、火災あるいは自然災害であれば火災保険の補償を受けられます。
この場合の災害とは、風災、豪雨、雪害などが当てはまります。
また、水害、窃盗、騒擾はプラン次第では、補償の対象外となるため、注意してください。
水害に関しては水害補償に加入しているのは火災保険加入者の18%程度で、加入していない方が多い現状でしょう。

また、地震による火災、破損も火災保険の補償対象になります。
地震のリスクをカバーしたい方は、地震保険に加入することが大切です。

 

*損害の補修費用が火災保険の免責金額を超えた場合

火災保険には免責金額という「この金額以下の補修は自己負担で直しましょう」という基準金額があります。
保険のパンフレットなどに、自己負担額と記載されているものです。
免責金額を下回った補修工事では、火災保険は適用されません。
保険内容によりますが、一般的に火災保険の免責金額は20万円程度で設定されています。

 

*被災から3年以内に申請を行う場合

被災後3年以内の補修工事に関しては、火災保険は適用可能です。
「4年前の台風が原因で外壁塗装を要する」という場合は適用できないため、把握しておきましょう。

また、自費で工事が完了済みでも、3年以内なら工事の請求書をもとに保険金を申請できます。

 

□火災保険の種類について解説します

火災保険を申請するために、加入している種類と契約内容を把握することが大切です。
戸建て住宅向けの火災保険は、「住宅火災保険」、「住宅総合保険」、「新タイプの保険」の3種類に大別されます。

なお、新タイプの保険は従来住宅総合保険より補償の範囲を拡大したり、実際の損害額が補償されたりするものです。

火災保険は、各々の住まいで異なります。
ご自宅にかけた火災保険の「保険証券」や、加入している損害保険会社にお問い合わせして保険の種類と内容を確認することが大切でしょう。

 

□火災保険申請の流れとは

ここでは、火災保険申請の具体的な6つの手順について解説します。
まず、一連の流れを下記に示します。

1.損害保険会社に連絡し必要書類を聞く

2.被害を受けた場所記録や、被害箇所の写真撮影

3.申請書を記入して保険会社に提出

4.保険会社が派遣する損害鑑定人による現地調査

5.保険適用対象かの審査

6.申請内容の承認後、保険金の支払い

以上の流れを把握しておきましょう。

また、保険会社に申請後、保険金が支払われるまでは基本的には30日以内になります。
これは、「保険法」という法律で定められています。
保険会社は「請求手続き完了日から30日以内に支払われるのが原則」となっています。

早ければ、1週間以内に振り込まれる場合もあります。
ただし、現地調査や請求内容の確認に時間がかかる場合は30日を超えるケースもあります。
また、台風後などは保険申請が集中して、請求内容の確認に時間がかかるでしょう。
その結果、支払いに遅延が生じることもあります。

 

□外壁塗装における火災保険適用の注意点とは

1つ目は、被害状況の写真がないと火災保険が支払われない可能性があることです。

外壁塗装で火災保険を申請する際には、災害による被害状況をそのまま写真に残しておく必要があります。
自ら補修した後だと、被害状況の程度を確認できません。
それゆえ、火災保険がおりない可能性があるため、注意してください。

2つ目は、火災保険の申請手続きは被保険者本人が行う必要があることです。

火災保険の申請代行を申し出る業者には注意しましょう。
火災保険の申請代行は契約違反になります。
申請自体は、被保険者がする決まりがあるからです。

ただし、申請時にわからない点もあるはずです。
申請のサポート自体は問題ないため、疑問点解消のために聞くことは大切です。
また、保険金をだまし取ろうとする業者もいるため、信頼できるかどうか入念に見極めましょう。

3つ目は、鑑定人に審査に通らなければ保険金が支給されないことです。

保険鑑定人が自宅状況を見て、申請内容と相違がないか確認します。
虚偽の申請では、保険鑑定人の審査に引っかかり、不受理となるでしょう。

4つ目は、申請が受理されても満額が支払われるとは限らないことです。

鑑定人の調査次第では、保険金が満額おりない場合もあります。
もっともらう予定で工事契約したため、工事代金が支払えないという状況にならないようにしましょう。

 

□まとめ

今回は、外壁塗装に火災保険を適用できる条件や種類、流れ、注意点を解説しました。
適用条件としては、災害に遭ってから3年以内に申請することが大切です。

その際には、解説した種類や流れ注意点を参考にしてみてください。
外壁塗装に関してご質問や疑問点がある方は、お気軽にお問い合わせください。

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