冬場に外壁塗装はできる?メリットとデメリットや注意点について解説します!

外壁塗装は季節によって塗装のしやすさや必要な期間が変わってきます。
条件の厳しい冬場に外壁塗装を依頼しても大丈夫なのかどうか悩んでしまう人は多いです。
そこで今回は、冬場の外壁塗装は可能なのかや、冬場に行う際の注意点などについてご紹介いたします。

 

□冬場に外壁塗装ができるのか?

結論から申し上げますと冬場に外壁塗装は行えます。
時々、外壁塗装は冬場にできないと考えている人がいるのですがそんなことは無いので安心してください。

しかし、状況によっては外壁塗装ができない場合があります。
まず、雪が積もっている場合には外壁塗装が出来ません。
その理由は、雪が原因で外壁が湿ってしまうからです。
外壁が湿った状態で塗装をしても密着しにくいので、雪が降らない時期を考えて塗装をお願いするのが良いでしょう。

外壁を塗装する際は下塗りをした後に上塗りを行います。
この下塗りには外壁と上塗り塗料をつなぐ接着剤のような役割があります。
しかし、外壁が湿っている状態で下塗り塗料を塗っても上手く密着しないので、結果的に上塗り塗料と外壁がくっつきません。

また、外壁に結露ができてしまっている場合も外壁塗装が出来ません。
結露は室内と屋外との気温差が大きい時にできやすいです。
家の窓ガラスや車のフロントガラスが曇る現象と同じ原理です。
結露も外壁が湿ってしまうので塗装が出来ないです。

結露ではなく外壁に霜が降りている場合も同様に外壁塗装が出来ないです。
霜とは結露によって発生した水滴が凍ったものです。
結露はいつの時期でも起こりうる可能性がありますが、霜は気温が5℃より低い時に発生します。

他にも国土交通省や日本建築学会などで定められているルールとして、外壁塗装は気温が5℃以下で湿度が85%以上のときは行えないというものがあります。

 

□冬場の外壁塗装のメリットとデメリットについて

ここまで見ると、結露もできやすいし雪も降りやすい冬場は外壁塗装に向いていない時期だと感じたと思います。
しかしながら、冬場ならではの外壁塗装におけるメリットもあります。

 

*冬場に外壁塗装をするメリットについて

雨の降りやすさは地域によって違いはありますが、冬場は他の季節と比べて雨が降りにくく晴れの日が多いです。
そのため雨の多い梅雨の時期や台風の多い時期に比べて外壁塗装のスケジュールを組みやすいです。
また、外壁工事の期間中は家の窓を閉めておかなくてはいけません。
夏場に家の窓を閉めたままというのは困ってしまいますが、冬場の場合はそれほど問題にはならないでしょう。
スケジュールを組みやすいと言っても、東北や北海道などの地域や山に囲まれた地域は雪が降りやすく、雪が溶けるまで外壁塗装が行えない可能性があります。

また、冬場は湿度が低いというメリットもあります。
湿度が85%より高い場合には塗装を行えません。
そのため、湿度が高くなりやすい6月や7月は塗装を行える日が限られます。
それに対して、冬場は空気が乾燥しているので、塗装の乾きが速くスムーズに外壁塗装を行えます。

 

*冬場に外壁塗装をするデメリットについて

冬場に外壁塗装をするデメリットは前に述べた、結露や霜ができやすいというデメリットの他に日没が早いということが挙げられます。
冬場はほとんどの地域が17時になれば日が沈み暗くなってしまいます。
暗い状態で塗装を行ってしまうと、塗り残しや塗りムラができやすいです。
塗り残しや塗りムラがあると外壁が劣化しやすかったり、塗料が剥がれやすかったりなどの施工不良に繋がります。

 

□冬場の外壁塗装の注意点について

冬場の外壁塗装は注意しなくてはいけないポイントがいくつかあるのでご紹介いたします。
まずは、外壁塗装の期間は余裕を持たせるということです。
一般的に外壁塗装が完了するまでは12日ほどかかります。
冬場は日が沈む時間が早いので外壁塗装の期間は数日長くなります。
また、冬場は気温が低いので塗料の伸びが悪くなり、必然的に厚く塗ることになってしまいます。
厚く塗ると、それだけ乾くのが遅くなるので、外壁塗装が完了するまでの日数が延びる要因になります。

冬場は天気と気温にも注意しましょう。
上でも説明したのですが、雪が降ったり結露が出来てしまうと塗装は行えません。
気温が低いと結露が出来やすく、水滴が外壁に付いてしまいます。
雨や雪が降ってきたら塗装を中断しないといけないですし、雪は次の日にも残ってしまいます。

他にも注意するポイントとして塗装開始時間が挙げられます。
外壁塗装は一般的に朝の8時から17時まで行われることが多いです。
これは、近隣の方への迷惑回避と塗装を行う方の残業時間削減の観点から決められています。
しかし、冬場は夜露のせいで昼からしか作業が出来ない場合があります。

夜露とは、日が沈んで気温が低くなったときに発生する露のことです。
夜露が発生してしまうと、外壁が乾くまで待たなくてはいけません。
冬場の塗装開始時間は夜露が発生しているかどうかで大きく変わってきます。
もし外壁が湿っている状態で塗装をしてしまうと塗料の密着が十分ではなく剥がれやすい塗装になってしまいます。

 

□まとめ

今回は、冬場の外壁塗装は可能なのかや、冬場に行う際の注意点などについてご紹介いたしました。
冬場の外壁塗装はそれなりに不都合もあるので、さまざまなことを考慮した上で外壁塗装をいつ依頼するかを決めましょう。
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

Scroll to top