外壁塗装では色を重視して、防水機能はあまり気にかけない人も多いのではないでしょうか。
しかし、外壁塗装が果たす防水の役目を軽んじると、いずれ住宅全体に悪影響がもたらされ住宅の寿命を縮めてしまうことにつながります。
ここでは、外壁塗装の防水機能の役割と防水工事が必要な場合についてご紹介します。
□外壁塗装における防水の役割
外壁塗装は、雨水の浸入を防ぐ役割を果たしています。
外壁塗装を行うと塗膜が張られますが、この塗膜は住宅の一番外側部分で水の浸入を防いでいます。
外壁は、四六時中紫外線や雨風にさらされているため劣化が進みやすく、それにより防水効果も薄れていきます。
また、防水機能が低下した住宅では、雨漏りによる天井のシミや雨水による柱の腐食が起こってしまいます。
こういった事態から逃れるためにも、外壁塗装による防水機能は重要です。
□防水工事が必要な状態とは?
・チョーキング現象
チョーキング現象とは、外壁を触ったときにチョークのような白い粉がつく現象のことです。
これは、外壁塗装が劣化して塗装が粉になって崩れてきている、防水機能が損なわれている証拠です。
この症状がみられるときは、できるだけ早く塗装工事を行うようにしましょう。
・ひび割れ
ひび割れにも大小さまざまなものがあり、小さいものはさほど気にしなくても問題ありませんが、幅0.3mm以上・深さ5mmに及ぶひび割れは、建物に大きな影響を与える可能性があるため非常に危険です。
そのまま放置すると、いずれは水の浸入を許すことにつながるでしょう。
ひび割れの状態を判断するのは思いのほか難しいので、大きめのひび割れがあった際には、施工会社に連絡して見てもらうのが一番安全です。
・シーリング材の縮みや亀裂
シーリングとは、外壁の隙間を埋めるために施すものです。
シーリングはゴムやシリコン素材から作られており、これも雨や風、紫外線の影響により劣化していきます。
シーリング材が、劣化して縮んだり亀裂が入ったりしている場合には、水が屋内に入りやすくなっている状態のため、できるだけ早めに防水工事を行うのが望ましいでしょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装の防水の役割と防水工事が必要な場合について説明しました。
外壁塗装が劣化しているときは、屋内に水が浸入しやすくなります。
紹介した劣化現象が見られるときには、防水工事も検討してみることをおすすめします。
当社では、家のお困りごとの調査や相談を無料で行っておりますので、外壁塗装の劣化が不安な方はお気軽にお問い合わせください。