ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴とは?メリットとデメリットも解説します!

外壁塗装を検討する際は、価格や耐久性、仕上がりなど注意したいポイントが多くあります。
数ある外壁塗装の中でも特に人気なのが、ウレタン塗装とシリコン塗装です。
そこで今回は、ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴と、メリット・デメリットについて解説します。

□ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴

*ウレタン塗装

ウレタン塗装の耐久年数は約8〜10年で、安くて劣化しやすいアクリル塗装に比べ、それほど塗り替え頻度は高くありません。
柔らかく密着性が高いため、木部や雨どいなどの細かい部分を塗装するのに適しています。

*シリコン塗装

現在最もよく使われている塗料で、耐久年数が約10〜15年と非常に長いのが特徴です。
シリコンの含有量の多い塗料は硬くなるため施工の際は技術が必要ですが、その分耐用年数が長くなり、品質も向上します。
紫外線に強く、価格と耐久性のバランスが良いため使用する人が多いのです。

□ウレタン塗装とシリコン塗装のメリットとデメリット

上記の通り、ウレタン塗装は密着性が高く柔らかい、高密度の塗料です。

1.ウレタン塗装のメリット

ウレタン塗装は、幅広い素材に使用でき、密着性の高さからひび割れが発生しにくいため外壁塗膜が長持ちします。
さらに艶ありの場合、家具やフローリングの仕上げに塗ることで美しい艶を演出できます。
また、色や種類が豊富で、硬化剤の割合を変更できるため細かい部分の塗装にも向いています。

2.ウレタン塗装のデメリット

上記の通りウレタン塗装はシリコン塗装に比べ、耐久年数が短くなってしまいます。
また、紫外線による変色が起きやすいため、外壁や屋根の見た目に影響してしまいます。
2液型のウレタン塗料に使用する硬化剤は水分と結合しやすいため、湿度が高い時に塗装すると塗膜性能が落ちてしまう恐れがあるので注意が必要です。

シリコン塗装は紫外線に強く、価格と耐久性のバランスに優れています。

1.シリコン塗装のメリット

シリコン塗装は塗膜が固く、撥水性があるので多少の雨の場合水を弾きます。
さらに、低電圧性で静電気が起きにくいため、汚れにくいことも魅力です。
ウレタン塗装同様、艶のある仕上がりですが、こちらの方が長期間光沢を維持し、きれいな塗装を維持できるのです。

そして最も大きなメリットは、耐久年数が長く、塗膜の剥がれやカビを防ぐことが可能な点です。
高耐熱性・耐水性・耐候性など、ウレタン塗装に比べ圧倒的に性能が上がるのがポイントです。

2.シリコン塗装のデメリット

塗膜の固さや撥水性から、密着力が弱く塗布に技術が必要なのがデメリットと言えます。
また、年数の経過により塗膜が硬くなることで、下地のひび割れに耐えきれなくなるため、他の塗料に比べひび割れしやすくなってしまいます。

□まとめ

今回は、ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
現在人気なのは価格の耐久性のバランスが取れたシリコン塗装ですが、ウレタン塗装は密着量が高く細かい部分の塗装に適しています。

それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、塗装場所は予算に応じて2つの塗装を組み合わせるのがおすすめです。

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