近年DIYが人気で、家具や小さな建物を自分で作る人が増えてきています。
その中で、屋根塗装のDIYを考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし屋根塗装のDIYには、メリットがある一方でデメリットも多く存在します。
そこで今回は、屋根塗装のDIYにおけるメリットとデメリット、さらにはその具体的な手順を紹介します。
□屋根塗装DIYのメリットとデメリット
*屋根塗装をDIYするメリット
屋根塗装のDIYがもたらす最大のメリットは、人件費の削減です。
業者に依頼する場合、人件費は工事費用の約3割を占めますが、この費用を自分で作業することで省けるのです。
その結果、全体のコストが大幅に抑えられる可能性が高まります。
また、自分の好きな塗料で自由にデザインできるメリットもあります。
業者に依頼した場合、細かなデザインの指示には追加料金が発生しますが、DIYであればその料金が発生しません。
DIYにより、自分だけのオリジナルの屋根を手に入れられるのです。
*屋根塗装をDIYするデメリット
DIYのデメリットとして最も懸念されるのが安全性です。
屋根は高所作業となるため、落下などの危険性が高まります。
特に素人が行う場合、安全対策が不十分であると、重大な事故につながる可能性があります。
また、DIYで屋根塗装した場合工事がかなり長期化する可能性があります。
業者が行う場合は約2週間で完了する作業も、作業時間が短く速度も遅いDIYでは数ヶ月かかることが多いです。
さらに、DIYの場合塗装が不十分で何度も作業が必要なことが多く結果的に業者に頼むよりも高額になるケースが多くあります。
また、近所とのトラブルに発展する可能性があります。
業者が行っていた場合は心配なかった安全性や養生が不十分になることで、近隣からのクレームだけでなく、塗料が物に付着し損害賠償を要求されるかもしれません。
□屋根塗装DIYの手順とは?
屋根塗装をDIYする手順は以下の通りです。
1.道具の選定
屋根塗装に必要な道具を事前に揃えることが大切です。
2.足場の設置
安全な作業のためには、しっかりとした足場の設置が不可欠です。
この工程は専門業者に依頼するのがおすすめです。
3.下地処理
塗装前には、屋根の下地処理が必要です。
この工程を怠ると、塗料がしっかりと定着しない可能性があります。
4.塗装作業
下塗り、中塗り、上塗りと、段階を踏んで塗装を行います。
手順通りに作業を進めなければ、仕上がりや屋根の強度にまで影響し、すぐに再塗装が必要になります。
□まとめ
屋根塗装のDIYは、コスト削減と自由なデザインが魅力ですが、工期の長期化や安全性の問題も無視できません。
DIYのメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、自分に合った方法を選ぶのが成功への鍵となります。
屋根塗装をDIYする場合は、必ず手順通り作業しましょう。