屋根塗装では縁切りが重要!縁切りの方法を解説します!

屋根塗装は家の外観を左右するだけでなく、住まいの長期的な保護にも重要な役割を果たします。
特に縁切りは、重要な工程の一つであり、適切に行うことで、住まいを雨漏りや結露から守れます。
そこで今回は、屋根塗装における縁切りの重要性とその方法について解説します。

□屋根塗装で縁切りが重要な理由

カッターのような工具を使用して、スレート瓦の重なりを塞いでしまった塗膜を切る作業のことを縁切りといいます。
縁切りは屋根の保全に欠かせない工程で、主な目的は雨漏りと結露の防止です。

*雨漏りを防ぐ2つの理由

屋根に使われるスレート瓦のような屋根材は、一枚一枚が重なり合って屋根を形成します。
この重なりが、雨水が内部に浸入するのを防ぐために非常に重要です。

しかし、屋根塗装をすると、塗料により屋根材の重なり合う部分の隙間が塞がってしまう可能性があります。
この隙間が塞がると、水が毛細管現象によって引き込まれ、雨漏りの原因となってしまいます。

縁切りを行うことで、この隙間を保ち、毛細管現象による水の浸透を防ぎます。

*結露を防ぐ理由

縁切りは屋根の結露を防ぐためにも、重要な役割を果たすものです。
屋根の内外で大きな温度差が生じると、結露が発生します。
特に冬場に室内が暖房で暖かい場合、屋根の下側に冷たい空気が接触することで結露が生じやすくなります。

屋根内部で結露が発生すると、その水分が屋根の構造材を腐食させる原因になってしまうことも。
縁切りを適切に行うことで、結露によって生じた水分が外部に逃げる経路を作れるため、腐食やカビの発生を防げます。

□屋根塗装の縁切りの方法は2種類!

屋根塗装の縁切りには主に2つの方法があります。

1:従来の縁切り工法

従来の工法は、ヘラやカッターを使って、塗料が固まった後に隙間を作る方法です。

しかし、この方法は手間がかかり、屋根を傷つけるリスクも伴います。

2:タスペーサー工法

タスペーサー工法は、最新の工法であり、塗装の前にタスペーサーと呼ばれる部材を屋根材の隙間に挿入します。
この方法は効率が良く、屋根を傷つけるリスクも低いため、現在の主流となっています。

□まとめ

屋根塗装の縁切りは、住まいを長期間保護するために欠かせない工程です。
雨漏りや結露を防ぐ効果があり、特に新しいタスペーサー工法は効率的で安全性が高い方法として注目されています。
この記事を通じて、縁切りの重要性とその正しい方法を理解し、家の保護やメンテナンスに役立ててくださいね。

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