外壁塗装の工期はどのくらい?工程別の期間と日数を解説

外壁塗装を検討しているけど、工期がどのくらいかかるのか不安ですよね。
費用や期間を事前に把握したいけど、専門用語が出てくると不安を感じやすい人もいるかもしれません。

この記事では、外壁塗装の工程を1つずつ丁寧に説明することで、工期がどのくらいかかるのか具体的に理解できるようにします。

□外壁塗装の工期日数はどのくらい?

外壁塗装の工期は、住宅の規模や外壁の状態、施工内容によって異なります。
しかし、一般的な2階建て住宅の場合、足場設置から足場解体まで約7~14日程度かかります。

□外壁塗装の工程別の期間と日数

外壁塗装の工程は、大きく分けて以下の9つの工程があります。

1: 足場の設置

足場は、外壁や屋根の塗装を行うために欠かせないものです。
不安定な足場では、労働災害などのトラブルが発生するリスクが高まるだけでなく、塗装そのものの品質の低下にもつながるため、安全に配慮して設置する必要があります。
一般的な2階建て住宅の場合、足場の設置には1日程度かかります。
しかし、住宅の構造や周辺環境によっては、2日以上かかる場合もあります。

2: 高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁に付着した汚れやカビ、コケなどを洗い流す作業です。
これらの汚れを落とさずに塗装してしまうと、塗膜が剥がれやすくなってしまうため、重要な工程です。
高圧洗浄には、水を使用するため、洗浄後は乾燥させる時間が必要です。
乾燥時間は、天候や気温によって異なりますが、通常は1~2日程度かかります。

3: 下地処理

下地処理は、外壁の劣化部分を補修する作業です。
外壁に亀裂が入っていたり、外壁材が欠損していたりする場合には、これらの部分を補修する必要があります。
また、窓枠などのサッシ部分にコーキング材が使われている場合、経年劣化によってコーキングが硬化し、ヒビ割れが発生していることがあります。
この場合も、コーキングの打ち替えや打ち増しを行う必要があります。
下地処理は、外壁の劣化状況によって異なりますが、1日程度で完了することが多いです。

4: コーキング

コーキングは、外壁とサッシ部分の隙間を埋めて、雨水の侵入を防ぐ作業です。
コーキング材は、10年程度で劣化するため、外壁塗装を行う際には打ち替えや打ち増しを行う必要があります。
コーキング作業は、2日以上かかる場合もあります。

5: 下塗り

下塗り作業は、中塗り・上塗り用塗料との密着性を高めるためのものです。
外壁材の経年劣化がひどい場合は、下塗りを2回行う場合もあります。
下塗り作業には、養生も含めて1~2日程度かかります。

6: 中塗り

中塗り作業は、下塗り用塗料の色を消しつつ、上塗り用塗料との密着性を高めるためのものです。
一般的には、中塗り・上塗りでは同じ塗料を使用します。
中塗り作業には、1日程度かかります。

7: 上塗り

上塗り作業は、仕上げ塗料を塗ることで、塗料本来の雨や紫外線への耐久性を高め、外壁の劣化を抑えるためのものです。
また、色ムラを少なくする効果もあります。
上塗り作業には、1日程度かかります。

8: 確認作業

塗装が完了したら、施工会社や職人さんによる自主点検が行われます。
塗装の色ムラや塗り残しがないかどうか、希望通りの塗装が行えているかを確認します。
確認作業は、1日で済むことがほとんどです。

9: 足場解体

確認作業がすべて終わったら、足場を撤去します。
足場の解体には、半日程度かかります。

□まとめ

外壁塗装の工期は、住宅の規模や外壁の状態、施工内容によって異なりますが、一般的な2階建て住宅の場合、足場設置から足場解体まで約7~14日程度かかります。
外壁塗装の工程は、足場の設置、高圧洗浄、下地処理、コーキング、下塗り、中塗り、上塗り、確認作業、足場の解体と、多くの工程があります。
それぞれの工程にかかる期間は、上記の通りです。
外壁塗装を検討する際には、事前に工期についてしっかりと確認しておきましょう。

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