時間が経つと、外壁はどんどん汚れていきますよね。
みなさんはその原因を知っているでしょうか。
この記事では外壁の汚れの原因や汚れが目立たない色、目立ちやすい色をご紹介します。
□外壁の汚れの原因を解説します!
外壁が汚れてしまう原因は「大気汚染」「湿気」「サッシ周りの汚れ」「排気口周りの汚れ」の4つです。
それぞれの原因を詳しく解説します。
まずは大気汚染です。
普段何気なく過ごしていますが、空気中には車の排気ガスや地面から舞った砂など、様々な汚れが含まれています。
そのような汚れが外壁の凹凸に溜まることによって、汚く見えてしまうのです。
次は湿気です。
湿度が高い場所では、カビやコケが繁殖します。
基本的に北側は日当たりが悪いと言われており、これらが繁殖しやすいのでチェックしてみると良いでしょう。
次はサッシ周りの汚れです。
みなさんは窓枠付近の汚れを見たことはないでしょうか。
これは外壁塗料に含まれている可塑剤や、サッシ周りのシーリング材に使用されている可塑剤の溶け出しが原因です。
最近では変性シリコンといって、含まれている可塑剤の量が少ない製品であったり、ノンブリードタイプのシーリング材も出てきていますので、ぜひ使用を検討してみてください。
ノンブリードタイプとは、可塑剤に含まれている成分が溶出しないように設計されたものです。
最後は排気口周りの汚れです。
排気口や換気扇の吹き出し口から、油汚れが垂れるケースは多いです。
油汚れはとても頑固ですから、定期的に掃除しないと、取れにくくなってしまいます。
□汚れが目立ちにくい外壁の色とは?
汚れにくくすることは重要ですが、常に清潔に保つのは非常に難しいですよね。
汚れがついていても、その汚れを目立ちにくくすれば、住まいの景観は保たれます。
ここでは外壁の汚れが目立ちにくいような色をいくつかご紹介します。
1つ目はグレーです。
先ほどもご紹介したように、外壁が汚れる原因として、コケやカビ、排気ガスや埃などが挙げられます。
グレーはこれらの汚れを目立たせにくい万能カラーです。
実際、外壁の色で最も人気な色の1つで、汚れの目立ちにくさが重要視されているということがうかがえます。
また、グレーの外壁は上品さや爽やかさのようなイメージを与えてくれる色です。
2つ目はアイボリーやベージュです。
グレーの他にも、アイボリーやベージュのような淡い色も人気です。
カビやホコリの色は中間色であることが多いですから、淡い色を使うと汚れと一体化して目立ちにくいです。
また、アイボリーやベージュは温かみや柔らかさといった印象を与えてくれます。
3つ目はブラウンです。
ブラウンもアイボリーやベージュと同様、土埃や砂埃による汚れが目立ちにくいです。
特に赤土が舞い上がりやすい地域にはこの色がうってつけでしょう。
ブラウンの外壁は重厚なイメージを与えてくれます。
4つ目はグリーンです。
この色は、外壁に生じる汚れの中で、藻やコケが目立たない色です。
藻やコケが発生しやすい、海や湖のような湿気の多い場所ではこの色がオススメです。
この色は自然や落ち着きのイメージを与えてくれます。
では逆に汚れが目立ってしまう色には何があるのでしょうか。
これからご紹介する色が悪いというわけではありませんが、比較的汚れが目立ちやすい色だとされてますので、注意してくださいね。
□汚れが目立ちやすい色とは?
*ホワイト
ホワイトは仕上がりがかっこよく、選ばれる方も多いのですが、汚れがつくと非常に目立ってしまいます。
汚れを回避したいのであれば、純粋なホワイトにするのではなく、少しグレーがかったオフホワイトなどを選んでみると良いでしょう。
全体的にホワイトを使用するのではなく、外壁のポイントとしてホワイトを使用するのはオススメです。
*ブラック
ブラックは一見汚れが目立たない色だと勘違いしてしまいがちです。
しかし、実は汚れが目立ってしまう色なのです。
特に黄砂やカビのような汚れが目立ちやすいです。
汚れの目立ちやすさに加えて、太陽光の吸収によって室内が暑くなってしまうことを心配している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、現在の外壁に使用される断熱材は良質で、色による熱吸収は心配する必要がありませんので安心してください。
*赤や青のような原色
赤や青のような濃い色は色あせによる劣化度合いが強く、汚れていると思われてしまうことも少なくありません。
また、汚れ以外の観点からもあまりオススメできません。
近隣の建物との相性が悪く、周囲から浮いてしまうことがあるからです。
周囲と調和の取れない色にしてしまうと、悪目立ちしてお洒落だと思われにくいので注意してくださいね。
□まとめ
今回は主に汚れの目立ちにくさという観点から、オススメの外壁の色をご紹介しました。
先ほども申し上げたように、汚れが目立ちやすいから使うべきではないということではありません。
それぞれの色には独自のメリットがありますから、それらも考慮して上で外壁の色をチョイスしてくださいね。