外壁を濃い色にするデメリットとは?注意点をご紹介します!

基本的に外壁の色として人気なのは淡い色です。
ベージュやアイボリー、薄いグレーのような淡い色が好まれている一方で、外壁を濃い色にしたいと思われる方も一定数いらっしゃいます。
しかし、外壁を濃い色にするのであれば注意が必要です。
この記事では外壁を濃い色にするデメリットや注意点、色の選び方を解説します。

□外壁を濃い色にするデメリットとは?

外壁を濃い色にするとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
それは「色あせしやすい」「周囲となじみにくい」「価格が高くなる傾向がある」「劣化が目立ちやすい」の4つです。
それぞれ解説します。

*色あせしやすい

塗料を塗ってから時間が経ってくると、次第に劣化してきます。
これは当然のことで、しょうがないのですが、外壁が濃い色だと色あせしやすいです。
濃い色ほど、太陽光の吸収によって原子の結びつきが分解されやすいからです。

明るく濃い色ほど、色あせによって失われる鮮やかさの度合いが強いです。
よって、色あせ感が非常に目立ってしまいます。

*周囲となじみにくい

住宅街を散歩していると、ベージュや白といった淡い色の外壁の住まいが多いと感じることでしょう。
そこに、赤や緑、青のような原色に近い色の外壁の家があると、かなり目立ってしまいます。
色の主張が激しいと、周囲と調和の取れない、違和感のある家になってしまうのです。

*価格が高くなる傾向がある

どの塗料も、白色の塗料に色を付ける顔料を加えて作られます。
この顔料は高額で、より多くの顔料を使うほど、価格も高くなります。
アイボリーやベージュ、クリームのような色は使用する顔料は少ないです。
一方で、原色に近い濃い色の塗料を作るためには多くの顔料が必要になり、その結果、高額になってしまいます。

*劣化が目立ちやすい

外壁は紫外線や雨、風にさらされているため、時間の経過とともに劣化していきます。
これは先ほどご紹介した色あせとは異なる劣化症状もあり、塗装が剥がれたり、チョーキング現象が起こったりもします。

チョーキング現象とは外壁を指で触ると、白い粉が手につく現象です。
チョーキング現象が見られるということは、雨や紫外線によって塗料の中の成分が分解されているということです。
外壁が劣化している証拠ですので注意してください。

□外壁を濃い色にする際の注意点を解説します!

外壁を濃い色にするデメリットを解説しました。
しかし、どうしても濃い色で施工したいという方はいらっしゃるはず。
そこで外壁を濃い色にして、おしゃれな家に仕上げたいとお考えの方に、注意点をご紹介します。

まずはサッシの色は白色にしましょう。
サッシの色は住まいの見栄えに大きく影響してきます。
ホワイトサッシにすることによって、外壁の濃い色とのコントラストで、全体的にメリハリがでます。
そうすると、上品な仕上がりになるのです。

逆に、外壁もサッシも濃い色にしてしまうと、全体的に暗い印象になってしまいやすいです。

次はツヤ消し塗料を使用するようにしましょう。
現在広く使用されている塗料のほとんどは、ツヤありの塗料です。
これを使うと、外壁の見た目がピカピカになります。
しかし、ツヤあり塗料を濃い色の外壁に使うと、なんとも言えない安っぽい印象になってしまいます。

最後は色決めは慎重に行うことです。
せっかく好みの住まいの雰囲気がイメージできていても、色選びで失敗してしまうと台無しです。
外壁塗装をした後の住まいの姿をイメージして、慎重に検討しましょう。
以下のポイントを意識すると失敗しにくくなりますよ。

・A4サイズの色見本で色を確認する
・実際に塗る仕様の見本を確認する
・色見本は外で確認する

□色の選び方を解説!

色を選ぶ際にはどのようなことに注意すべきなのでしょうか。
重要なポイントを3つご紹介します。

1つ目は家のイメージを考えることです。
誰しもがこんなイメージの家にしたいという、理想像を持っているはずです。

クールな印象の家にしたいのか、暖かい雰囲気の家にしたいのか。
前者には寒色系やモノトーンの色、後者には暖色系の色がマッチします。
自分の持っている理想像に合うような色から絞っていくと、選びやすくなるのでオススメです。

3つ目は風水で決めることです。
現在は施工できる外壁の色の種類が多いです。
選択肢が多すぎることによって、逆に迷ってしまうという方は非常に多いのではないでしょうか。

そんなときは風水で決めてしまうというのも1つです。
例えば、ブラウンには安定感、イエローには金運アップの効果があると言われています。
また、色だけではなく、方角も重要ですので、ぜひ調査してみてくださいね。

□まとめ

濃い色の外壁にしたい方に向けて、デメリットや注意点をご紹介しましたが、デメリットばかりではありません。
濃い色の外壁には淡い色の外壁にはないメリットもあります。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ満足できる外壁塗装にしてくださいね。

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