フッ素塗料のメリットとデメリットについて解説します!

マイホームを持つ、もしくはこれから建てる予定があり、家の外壁塗装について検討している方は、費用対効果を重視して、情報収集をしっかりしてから行動したいと考えているのではないでしょうか。
この記事では、外壁塗装で用いられる塗料の一つであるフッ素塗料について解説します。

フッ素塗料のメリットとは?

1: 耐久性

フッ素塗料は、他の塗料と比べて耐久性に優れ、長期間にわたって美観を保てます。
ウレタン系塗料の耐久年数が5~8年、シリコン系塗料が8~12年であるのに対し、フッ素系塗料は12~15年とされています。
これは、フッ素塗料の分子構造が非常に安定しており、紫外線や雨風などの外的要因による劣化に強いからです。

2: 耐熱性

フッ素塗料は、耐熱性にも優れ、高温環境下でも変色や劣化を起こしにくいです。
そのため、太陽光が直接当たる南向きや西向きの外壁に最適です。
特に、近年では地球温暖化の影響で気温が高くなっているため、耐熱性の高い塗料を選ぶことが重要になっています。

3: 親水性

フッ素塗料は、親水性も高く、水と密着しやすい性質を持っています。
そのため、雨水や汚れが表面に付着しにくく、セルフクリーニング効果を発揮します。
汚れが付着しても、雨水で洗い流されるため、常に綺麗な状態を保てます。
これは、フッ素塗料の表面が滑らかで、汚れがくっつきにくい構造になっているためです。

4: 防カビ性、防藻性

フッ素塗料は、防カビ性と防藻性にも優れ、カビや藻の発生を抑えられます。
カビや藻は、湿気や汚れを好むため、特に日当たりが悪く、湿気の多い場所では発生しやすいです。
フッ素塗料は、これらの微生物の繁殖を抑制し、外壁を清潔に保つ効果があります。

5: 防水性

フッ素塗料は、防水性も高く、雨水の侵入を防ぎます。
外壁は、家の大切な部分を雨風から守る役割を担っています。
フッ素塗料は、外壁にしっかりと密着し、防水性を高めることで、家の寿命を長く保てます。

フッ素塗料のデメリットとは?

フッ素塗料は、優れた性能を持つ一方で、いくつかのデメリットも存在します。

1: 価格が高い

フッ素塗料は、他の塗料と比べて価格が高いのが最大のデメリットです。
フッ素塗料の価格は、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、ラジカル塗料と比較して、約2倍程度高くなる場合があります。
これは、フッ素塗料の製造工程が複雑で、高価な素材を使用しているためです。

2: つや消し仕上げができない

フッ素塗料は、光沢のある仕上がりになるため、つや消し仕上げができません。
つや消し仕上げは、落ち着いた印象を与え、高級感を演出できます。
しかし、フッ素塗料では、つや消し仕上げができないため、好みによってはデメリットになる場合があります。

3: 塗膜が硬いため追従性が低い

フッ素塗料は、塗膜が硬いため、外壁の伸縮に追従しにくいというデメリットがあります。
地震や台風などの外力によって、外壁にひび割れが発生した場合、塗膜も一緒に割れてしまう可能性があります。
そのため、地震が多い地域や、外壁にひび割れが発生しやすい建物には、フッ素塗料よりも、柔軟性のある塗料の方が適している場合があります。

まとめ

フッ素塗料は、耐久性、耐熱性、親水性、防カビ性、防藻性、防水性など優れた特性を持つ塗料ですが、価格が高い、つや消し仕上げができない、塗膜が硬いため追従性が低いなど、デメリットも存在します。
フッ素塗料は、高耐久性と美観を長く保ちたいという方におすすめですが、これらのデメリットを理解した上で、フッ素塗料が本当に最適な選択肢かどうかを検討することが重要です。

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