シリンダー工法とは
コンクリート構造物のひび割れに対してエポキシ樹脂を自動的に、低圧・低速で連続注入する工法です。構造がシンプルで施工性が良く、作業管理も比較的容易に行うことができます。確実な注入効果が得られるため、様々な現場で活躍しています。
①ひび割れの調査
外壁のひび割れの状態・幅・長さなどを調査し工程の手順の確認をします。
②座金取り付け
シール材を注入用座金に塗布し、ひび割れの真上に座金の中心を合わせて取り付けます。
③はくりシール充填
ひび割れ部表面をシール材で確実に塞ぎ、注入樹脂が流出しないようにします。
④シリンダー取付・注入
ボンドシリンダーを取り付けて注入します。
ゆっくりと時間をかけて注入するので奥行きの深いひび割れに確実に注入できます。
⑤シリンダー・座金・シール材撤去
注入座金を取り外します。
はくりシール材は時間が経過するとはくりしづらくなるので速やかに除去します。
⑥完成
シリンダーを使用することによりひび割れを確実に補修することができました。