爆裂補修工法とは
コンクリート構造物に生じる欠損は、内部鉄筋の腐食や凍害、アルカリシリカ反応等、様々な要因で発生します。その要因を見極め、適切な補修を行うことが重要です。
爆裂とは、コンクリートの内部鉄筋の腐食膨張により、かぶりコンクリートを押出し、剥落させることで鉄筋が露出する状況です。爆裂が発生している場合は、まず腐食鉄筋の補修を行った後、欠損部分を補修する必要があります。
①爆裂の調査
コンクリートの爆裂の状態・幅・長さなどを調査し工程の手順の確認をします。
②爆裂箇所のハツリ作業
コンクリートの劣化部分をたたいてテストハンマーを使って除去します。
③サビ止め塗布
鉄筋に生じているサビを除去したのちにサビ止め(マイルド防錆)を塗布し、鉄筋の腐食防止をします。
④欠損部補修
コンクリート欠損部にKモルタルなどを使用して補修します。
⑤完成
コンクリートの爆裂補修が完了いたしました。