外壁塗装において油性塗料の特徴について解説します!

外壁塗装を油性塗料と水性塗料のどちらでするかで仕上がりにも影響してくる場合があります。
しかし、油性塗料と水性塗料の違いを知らない人がほとんどでしょう。
そこで今回は、油性塗料と水性塗料の違いやメリット、デメリットについてご紹介いたします。

 

□外壁塗装における水性塗料と油性塗料の違いについて

塗料は基本的に人工樹脂と色付けのための顔料、機能を付けるための添加物の3つを混ぜて作ります。
しかし、3つを混ぜ合わせた状態だと粘度が非常に高いので、このままでは外壁等にうまく塗れません。
そこで通常は粘土を低くするために液体の溶剤で希釈します。
溶剤は塗った後に蒸発してくれるので、乾燥したら塗料のみが残ります。

水性塗料と油性塗料についてですが、希釈を行う溶剤の種類によって分類されています。
水性塗料は水を溶剤として用いており、油性塗料はシンナーを溶剤として用いています。
油性塗料の溶剤として用いられているシンナーは強溶剤と弱溶剤の2種類があります。

強溶剤は乾きやすく密着しやすいという特徴があり、弱溶剤は強溶剤と比較して臭いがきつくなく安全性が高いという特徴があります。
密着のしやすさは水性塗料より油性塗料が優れている場合がほとんどです。
しかし、さまざまな理由によって水性塗料の方が油性塗料より使われています。

水性塗料の方が使われている理由としては、密着のしやすさ以外の特徴で水性塗料の方が良いとされているからです。
水性塗料の特徴をいくつかご紹介いたします。
まず、油性塗料と違いシンナーを用いていないので比較的安全に扱えます。
価格もシンナーを用いていない水性塗料の方が安いです。

また、意外かもしれませんが油性塗料よりも使用期限が長いです。
他にも、独特の臭いがあまりしないという特徴や人体へ有害な物質が少ないという特徴があります。
これらの特徴から水性塗料は学校や公共施設、屋内などでよく使われています。

ここまで見ると水性塗料はメリットだらけのように感じてしまうかもしれませんが、デメリットも存在します。
一番のデメリットは乾燥するまでに時間がかかるという点です。
乾く前に雨が降ってしまうと雨と一緒に流れてしまいます。
また、水性塗料は温度や湿度に影響を受けやすいというデメリットもあります。

 

□油性塗料のメリットについて

油性塗料にも水性塗料と同じくらいメリットが存在します。
そのうちいくつかご紹介いたします。
まず、油性塗料の一番のメリットは耐久性が高いという点です。
塗料にシンナー等に有機溶剤が含まれているため、非常に耐久性の高い塗膜を形成します。
そのため、紫外線からのダメージを受けにくく、色褪せもしにくいです。

耐久性と似ているのですが、油性塗料は耐摩耗性も高いです。
耐摩耗性とは摩擦に対する抵抗力のようなものだと考えてください。
多少摩擦が加わったとしても問題ないです。

また、油性塗料は水性塗料とは逆に雨に強いです。
雨が当たりやすい屋根や外壁でも劣化しにくいです。

上でも説明したのですが、油性塗料は塗料と密着しやすいというメリットがあります。
外壁を塗装する際は下塗りを行った後に塗料を塗るのですが、油性塗料と下塗り塗料の密着性が高いので、剥がれにくいです。

他にも、油性塗料は艶の出やすい塗料でもあります。
艶が出ることによって、新築の家のような輝きを取り戻せます。
耐久性が高いので長い期間、艶を保ってくれます。

 

□油性塗料のデメリットについて

油性塗料は何かと便利な塗料なのですがデメリットも存在します。
まずは、シンナー等の有機溶剤で希釈しているので独特の臭いがあるという点です。
この独特の臭いが好きだという人もいますが、あまり体に良いとは言えません。
また、シンナーは引火性が高いので、注意して管理する必要があります。

油性塗料は有機溶剤が含まれているため、換気の悪い場所で使用してしまうと溶剤中毒を起こしてしまいます。
そのため室内で使用できず、屋外でしか使用できません。

油性塗料には2液型あります。
2液型の塗料は1液型とは異なり、撹拌してから使わないといけません。
そして撹拌すると、6~8時間以内に使い切らないといけなくなります。

油性塗料は水性塗料よりも安全に気を付けて作業しないといけないですし、2液型の撹拌等にもよって時間がかかってしまいます。
特に塗装前の準備や、塗り終わった後の片付けに意外と時間がかかります。
時間や手間がかかる分人件費も高くなります。

塗り終わった後の片付けについて少し触れておきます。
油性塗料は刷毛やローラーといった道具の後片付けが面倒です。
水性塗料の場合は、水洗いをすれば大丈夫なのですが、油性塗料の場合は、シンナーを使って洗浄しないといけないです。
もし、手を抜いて洗浄すると、残った塗料が固まり道具が使い物にならなくなってしまいます。

 

□まとめ

今回は、油性塗料と水性塗料の違いやメリット、デメリットについてご紹介いたしました。
おそらく塗装を依頼する塗装会社の人がケースバイケースで油性塗料と水性塗料を使い分けてくれると思いますが、知っておいて損はないです。
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

Scroll to top
磐田市から掛川市など静岡県西部の外壁塗装や屋根塗装の無料お問合せは0120-255-066
お問合せフォーム