外壁塗装の塗料は何を選べば良い?選び方をご紹介します!

「外壁塗装を検討している」
「塗料はどのように選んだら良いのかな」
このようにお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、外壁塗装の塗料は何を選べば良いか解説します。

□塗料の種類を紹介します!

外壁塗装に使われる塗料には、主に以下のものがあります。

・アクリル
・シリコン
・フッ素
・ウレタン
・ラジカル

アクリル塗料には、費用を抑えられるというメリットがあります。

しかし、その分耐久性が低く、汚れやすいという性質も持っています。
耐用年数は5年から8年ほどで、短期間の塗り替えが必要な塗料です。
そのため、外壁塗料で使用されるシーンは少なくなっています。

シリコン系の塗料は、価格と機能のバランスが良い塗料と言われています。
遮熱機能といった機能面に特徴を持ったものや、対候性が高いものなどもあります。
耐用年数は10年から12年ほどで、色の種類も豊富なことから、近年外壁塗装用の塗料として人気が高くなっています。

フッ素塗料は、耐用年数が12年から15年と長い点が特徴的な塗料です。
価格は他の塗料と比べると高めに設定されていますが、耐久性と耐候性に優れており、より長い間外壁を保護できることから、頻繁に塗り替えをする手間が省ける点もメリットと言えるでしょう。

ウレタン塗料は、シリコン系の塗料が主流になる前に使われていた塗料です。
近年では、外壁塗装で使われることは珍しくなりました。
密着力が強く汎用性が高い塗料と言われているので、雨樋といった付帯部分や、木部用の塗料として使われています。

ラジカル系の塗料は、塗膜の劣化を抑えて、耐候性が高いという特徴のある塗料です。
防藻性や防カビ性も高く、外壁の全体的な耐久性が高い塗料と言えるでしょう。

□外壁塗装の塗料の選び方を解説します!

*迷ったときはシリコン塗料

比較することが難しいと感じている方や、特にこだわりがないという方は、シリコン塗料を選ぶと良いでしょう。
シリコン塗料は、シェアの80パーセントを占めるほど人気のある塗料です。
そのため、この塗料を選んでおけば、まず失敗しないと言えます。

厳密にはシリコン塗料の中にもいくつか種類がありますが、まずはシリコン塗料に選択肢を絞るだけでも、塗料選びをスムーズに行えるでしょう。

*付随する性能にも目を向ける

塗料によって、遮熱性や防水性、防汚性など様々な性能があります。
遮熱性とは、外壁に当たる遠赤外線を反射することで、温度上昇を抑えられる性能のことです。
夏場の室内温度の上昇だけでなく、外壁に加わるダメージを抑えられる点も魅力的な性能と言えるでしょう。

外壁における防水性とは、雨水が建物内部に侵入するのを防ぐ性能のことです。
これに加えて、塗膜が伸びてひび割れを起こしてしまい、建物内部に浸水することを防止する性能があります。
建物が劣化してしまう一番の原因は、雨水による浸水です。
そのため、どんな性能が良いか悩んでいる方は、防水性のある塗料を選ぶと失敗しにくいでしょう。

*耐久年数と相場価格を考える

塗料によって、決められた耐久年数と、費用相場は異なります。
例えば、シリコン塗料の耐久年数は8年から10年で、1缶当たりの相場価格は15000円から40000円ほどです。
また、アクリル塗料の耐久年数は3年から5年で、相場価格は5000円から15000円ほどです。

一度の塗装価格を抑えようとするとアクリル塗料が最も優れているように見えてしまいますが、必ずしもそうとは限りません。
耐久年数が短いので、外壁の耐久性を維持するために何度も塗装を行わなければならず、結果的に費用がかさんでしまうことになる可能性があるからです。

□外壁塗装で失敗しないためには?

塗料を選ぶ前に、自分の住まいのことを理解しておきましょう。
自分の希望で塗料を選んでも、塗布する外壁と選んだ塗料が適していなければ失敗してしまう可能性があります。

理解するべき住まいのことには、以下の要素が挙げられます。
・外壁の種類
・住まいの環境
・予算

外壁の種類によって、適する塗料とそうでない塗料があります。
外壁の素材には、モルタルやサイディングなどの種類があり、それぞれ適した塗料があります。
いくら高機能の塗料を選んでも、塗料が外壁材に適していなければ、十分に機能を発揮できません。

住宅が海沿いに立っている場合や、雨の地域にあったりする場合は、その気候や環境に合った塗料を選ぶ必要があります。
降水量が多い地域では、防水性の高い塗料を選ぶことで、雨に負けない外壁に仕上げられるでしょう。

予算も重要な要素のうちの一つです。
外壁塗装に使われる塗料にはグレードがあります。
グレードが高くなると、性能が上がるだけでなく、同時に費用も上がります。
外壁塗装にかける予算を決めておくと、選べる塗料が変わってくるので、基準として予算を決めておきましょう。

□まとめ

今回は、外壁塗装の塗料は何を選べば良いか解説しました。
本記事を参考にしていただければ幸いです。
外壁塗装を検討している方は、当社にお任せください。
当社の専門家が全力で皆様をサポートいたします。

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