ひび割れの原因は?外壁塗装でひび割れを対策しましょう!

「外壁にひび割れが発生して見た目が悪くなってきた」
「ひび割れはどうやって補修すれば良いのだろう」
このようにお考えの方は多いでしょう。
そこで今回は、ひび割れの原因や種類、補修方法をご紹介します。
外壁のひび割れにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

□ひび割れが発生する主な原因をご紹介!

はじめに、ひび割れが発生する主な原因を5つご紹介します。

1つ目は、経年劣化です。
外壁は、紫外線や雨風にさらされることで劣化します。
この劣化は時間の経過とともに進行します。
劣化が進行することで、ひび割れが生じます。

外壁塗装のひび割れの大半が、経年劣化によるものです。
前回の外壁塗装から数年後にひび割れが生じた場合は、経年劣化が原因の可能性が高いです。

2つ目は、施工不良です。
外壁塗装をしてすぐ、数ヶ月~1年以内にひび割れが生じた場合は、施工不良が原因の可能性が高いです。
ひび割れを生じさせる施工不良の例としては、以下が挙げられます。

・塗料の乾燥不足
外壁塗装では、塗料を複数回塗り重ねます。
塗り重ねは、前回塗った塗料が完全に乾燥してからでないと、ひび割れのもとになります。
どれぐらい乾燥時間が必要かは、各塗料メーカーによって製品ごとに定められています。

・塗料の選択ミス
塗料を選ぶ際は、外壁材(下地)と下塗り塗料の相性や、下塗り塗料と中塗り・上塗り塗料の相性を考慮する必要があります。
相性の良くない塗料を選んでしまうと、外壁塗装のひび割れや、他にも塗膜の膨れや剥がれなどの不具合を引き起こしてしまう可能性があります。

3つ目は、車や電車などの振動です。
車や電車などが通過する際には、少なからず振動が生じます。
この振動が地面を伝って住まいにも届き、その結果、外壁塗装にひび割れが生じます。
大きな道路沿いや線路の近くなどに住まいがある場合には、車や電車などの振動が原因である可能性が考えられます。

4つ目は、地震です。
地震による振動もひび割れの原因である可能性があります。
地震の揺れが原因の場合は、表層だけではなく、外壁材などもひび割れている可能性が高いです。

5つ目は、構造上の問題です。
住まいに構造上の問題がある場合や、住まいの地盤に弱い箇所がある場合なども、ひび割れが生じることがあります。

□ひび割れの種類について

続いて、ひび割れの種類をご紹介します。
外壁塗装のひび割れは、ヘアークラックと構造クラックに分類されます。

・ヘアークラック
外壁に塗った塗料は、乾燥させることで「塗膜」と呼ばれる薄い保護膜を形成します。
この塗膜がひび割れてしまっている状態をヘアークラックといいます。
ヘアークラックは放置しておくとひび割れが大きくなり、雨水の侵入にもつながってしまうので、基本的にはヘアークラックが起きた時点で外壁塗装を行います。

・構造クラック
ひび割れとしてはヘアークラックより深刻で、外壁の内部までひび割れが進んでしまっている状態のことを構造クラックといいます。
そのままにしておくと、ひび割れが広がって浸水し、外壁が腐食したり雨漏りを引き起こしたりする危険性があるので、早めに補修を依頼する必要があります。

□ひび割れの補修について

最後に、ひび割れの補修についてご説明します。
本稿では、DIYでなく業者に依頼した場合のひび割れの補修についてご説明します。

*ひび割れの補修方法

ひび割れの補修は、ひび割れの大きさによって方法が異なります。
ひび割れ幅が0.3mm未満の場合は、原則として補修不要です。
ただし、外壁塗り替えを行う際には、ひび割れ箇所に微弾性フィラーなどを擦り込みます。

ひび割れ幅が0.3mm以上の場合には、ひび割れ箇所に電動工具で溝を作り、その部分にシーリング材を投入します。
この工法をUカットシーリング工法といいます。
Uカットシーリング工法は、ひび割れの抑制効果が高く一般的によく採用されています。

また、鉄筋コンクリート造の建物でひび割れ幅が0.3mm以上1.0mm未満の場合には、エポキシ樹脂をコンクリート内部まで浸透させるエポキシ樹脂注入工法が用いられます。

*ひび割れ補修と外壁塗装

ひび割れの補修は先述した方法で行われますが、ひび割れを補修する際は同時に外壁の塗り替え工事を行うことをおすすめします。
これは、ひび割れ補修の際に補修跡が残ってしまう場合があるためです。

また、ひび割れ箇所が高い位置にある場合、作業に足場が必要になるため、足場の設置・解体費用がかかります。
外壁塗装でも足場は必要になるため、同時に行った方が余分な費用を削減できます。

*ひび割れ補修の注意点

ひび割れの補修では、以下に注意しましょう。
・信頼できる、実績がある会社を選ぶ
・見積書に費用内訳や使用する材料の商品名が記載されているか確認する

□まとめ

本記事では、ひび割れの原因や種類、補修方法をご紹介しました。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
外壁塗装や屋根塗装のご依頼やご相談をお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

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