モルタルの外壁塗装の特徴とは?メリットとデメリットも併せて解説します!

外壁の塗装方法には多くの種類があり、仕上がりが全く異なるため悩まれる方も多いのではないでしょうか。
中でも、唯一無二の風合いや美しさを求める方には、モルタルの外壁塗装がおすすめです。

今回は、モルタルの外壁塗装の特徴と、メリット・デメリット・劣化症状について解説します。

□モルタルの外壁塗装の特徴とは?

モルタルとは、セメントと砂に水を混ぜて作るもので、外壁塗装の際は一軒ずつ手作業で丁寧に塗っていくのが特徴です。
サイディングやタイルとは違い、同じ仕上がりになる外壁がなく、作業員の高い技術が必要となります。

さらにサイディングによる目地ができないため、継ぎ目のない美しい仕上がりになり、技術次第で模様やパターンをお客様の希望に沿った仕上がりに変更できるのも特徴です。

□モルタルの外壁のメリットとデメリットは?劣化症状についてもご紹介!

*メリット

パターンや色が事前に決まっているサイディングやタイルと違い、いちから手作りするためデザインや色、風合いを自由に決められ、唯一無二の外壁を形にできます。

さらに、見た目を自分好みにできるだけでなく、複雑な形状の外壁にも比較的自由に施工できるのも大きな魅力です。
サイディングやタイルなどの場合、複雑な形状の外壁に施工するには、まずその形に材料を加工するための費用が生じますが、モルタルの場合はどんな形状でも追加費用なしで済むのです。

*デメリット

モルタルの外壁は、ひび割れが起こりやすいというデメリットがあります。
紫外線や浸水、建物の揺れや歪みなど原因は様々ですが、ひび割れが起こると住まいに危険が及ぶため、深刻な場合は塗り替えなければなりません。
また、吸水性が高く、外壁の内部で水が移動しやすいため強度の劣化につながってしまいます。

*モルタルの外壁の劣化症状

定期的なメンテナンスや塗り替えは必要ですが、モルタルの塗り替えを検討する際の指標として劣化症状を知っておくと便利です。

1.ひび割れ

上記の通り、モルタルの外壁はひび割れしやすく、そのひび割れの種類によっても補修方法が異なります。
ヘアークラックと呼ばれる、モルタル外壁の乾燥によって生じた0.05~0.3mm未満の浅く小さなひび割れは、経過観察を行いつつ、通常の塗装でカバーしましょう。

一方で構造クラックと呼ばれる、外壁や建物の構造まで深くひび割れている場合は、腐食や害虫の侵入の恐れがあり、外壁の強度を著しく落としてしまうことがあります。
この場合はシーリング剤の重鎮後、追従性の高い塗料で保護するようにしましょう。

2.浮きや剥がれ

モルタルの浮きは下地剤との間に接着剤を流し込むことで解決できますが、何もせず放置するとモルタルが剥がれてしまい、見た目が悪くなるだけでなく、外壁を保護できなくなることで怪我を招くことがあります。
剥がれた部分のみの補修もできるため、なるべく早く対処しましょう。

3.カビやコケ

カビやコケは安全性や耐久性に危険を及ぼすわけではありませんが、見栄えや衛生的に良くないため掃除や塗り替えを検討するのがおすすめです。

□まとめ

今回はモルタルの外壁塗装の特徴と、メリット・デメリット・劣化症状を紹介しました。
モルタル外壁はセメントと砂に水を加えたもので塗装する方法で、全て手作業のため技術が必要です。
唯一無二の美しい仕上がりと自由なデザイン・色・風合いを実現でき、塗装場所を選ばないのがメリットです。

しかし、ひび割れが起こりやすく吸水性が高い点がデメリットと言えます。
紹介した劣化症状を元にメンテナンスや塗り替えを行うようにしましょう。

Scroll to top