外壁の塗り替えを検討している方必見!防水工事は必要?

屋根の防水工事をしている方は多いかもしれませんが、外壁にも防水工事が必要だとご存じでしょうか。
つい後回しにしてしまいがちですが、住まいの安全を確保するために重要な工事の1つです。

そこで今回は、外壁に防水工事が必要な理由と、防水工事の種類とそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

□なぜ外壁に防水工事が必要?

外壁の防水工事は、住まいの寿命を延ばすためには欠かせない工事です。
雨漏りは屋根からだけでなく、外壁からも発生します。
外壁のひび割れを放置してしまい、外壁内部の防水シートが破損することで内部に雨水が染み込み、腐敗や雨漏りの原因となるのです。
これらは、住まいの耐久性を著しく低下させ、工事になっても多額の費用が必要になってしまいます。

ほとんどの外壁には元から防水対策が施されていますが、年々その効果は衰えていくため、外壁に防水塗料を塗ることで外壁の防水性を保ち、建物の安全を守ることが重要なのです。

□防水工事の内容と種類を紹介!それぞれのメリットとデメリットは?

*塩ビシート防水

塩ビシート防水とは、塩化ビニルでできたシートを貼り付け、防水層を作る工事のことを言います。
塩ビシート防水のメリットとしては、防水工事の中でも最も耐久性に優れ、短期間で広範囲の施工が可能な点があげられます。
さらに、下地の劣化状態に影響されず、定期的なメンテナンスが不要な点も魅力的です。

その一方でやや施工費用が高額で、シートの継ぎ目が見える点がデメリットと言えます。

*ウレタン防水

ウレタン塗料を使用するため、外壁の形状が複雑な場合や凹凸がある場合も施工できます。
ウレタン防水のメリットは、防水工事の中で最も安価で、塗料を使用するため行程がシンプルな点です。

デメリットとしては、他の防水工事に比べ耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要な点や、湿気による塗膜のめくれや割れが発生しやすい点があげられます。

*FRP防水

FRPとは、樹脂にガラスの繊維などを加え強度を高めたプラスチックのことです。
一般的にベランダや浴室に使用されています。
メリットとしては、ウレタン防水より防水性が高いうえに軽量な点や、強度が高く耐久性に優れている点があります。

しかし、施工時の匂いや費用が高額な点や定期的なメンテナンスが必要な点、湿気による塗膜の浮きが発生する点やひび割れに弱い点などがデメリットと言えます。

□まとめ

今回は、外壁に防水工事が必要な理由と、防水工事の種類・メリット・デメリットを「紹介しました。
外壁は、屋根と同じく雨漏りしやすく、中に水が侵入すると建物に危険が及ぶため、外壁の防水工事は重要です。
防水工事にはいくつかの種類があるため、外壁の形状や予算に合わせて適した工事方法を選択しましょう。

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