外壁と屋根の塗装を行うべきサインとは?適した季節はある?

外壁や屋根の塗装の劣化はつい放置してしまいがちな場所の1つです。

しかし、自分や周囲の環境にも危害が及ぶ可能性があるため、適したタイミングで塗装し直す必要があります。
そこで今回は、外壁と屋根を塗装すべき劣化のサインと、塗装に適した季節について解説します。

□外壁や屋根の塗装を行うべき劣化のサインとは?

外壁や屋根の塗装は、おおよその耐用年数を事前に把握できますが、実際に塗装する際は経過年数より劣化状況を見て判断するのがおすすめです。
耐用年数はあくまで目安であり、実際は住まいの周辺環境によって、劣化のスピードは大きく異なります。

1.色あせ

外壁と屋根の塗装が色あせ始めると、劣化が始まったと言えます。
初期段階であるためすぐに対処する必要はありませんが、色あせの程度を定期的に確認し、劣化の1つの指標とするのがおすすめです。

2.コケやカビ

コケやカビは見栄えが悪いだけでなく、悪臭を放つため高圧洗浄で除去しなければなりません。
洗浄しても落とせない場合は、塗装を検討しましょう。

3.ひび割れ

ひび割れはその隙間から雨水や汚れが侵入する恐れがあり、建物の耐久性に影響するためなるべく早めに対処しましょう。

4.塗膜の剥がれ

外壁や屋根の塗膜が剥がれると、美観を損なううえに隙間から雨水が侵入してしまいます。
塗膜の剥がれがひどくなると、補修費が高額になるため、小さな剥がれのうちから塗装し直しておくのをおすすめします。

5.サビ

金属系の外壁材や屋根材を使用している場合、サビが発生すると穴が空いてしまい、安全性に大きな問題が生じます。
サビを発見したら、放置せず早急に対処しましょう。

□外壁と屋根の塗装には適した季節がある?

外壁や屋根を塗装する際は、気温が安定しており乾燥している気候が望ましいです。

春は気温・湿度共に安定していますが、梅雨前線の影響で雨が降る可能性があります。

夏は晴れの日が多く乾燥していますが、台風やゲリラ豪雨が発生しやすいため、急遽日程変更せざるを得なくなる可能性があります。

また、秋は気温・湿度共に安定していますが、秋雨前線の影響で雨が降るかもしれません。

冬は降雪地域以外だと湿度が低くなりますが、気温も低いため、凍結・降雪の危険性があります。

つまり、どの季節でもメリットとデメリットは存在します。
そのため、気温と湿度が比較的安定している春か秋に塗装するのが一般的です。
100%安心して塗装工事を行える季節はありませんが、リスクの低い春か秋に塗装すると良いでしょう。

一方で、コスト面を重視すると、梅雨の時期に塗装工事をすることで費用を抑えられるケースがあります。
業者への依頼数が減る梅雨を狙って塗装すれば、質の保証はできなくとも比較的安価で工事可能です。

□まとめ

今回は、外壁と屋根を塗装すべき劣化のサインと、塗装に適した季節について解説しました。
耐用年数に関わらず、紹介した劣化のサインが出ていないか定期的に点検し、対処が遅れないようにしましょう。

また、外壁や屋根の塗装に適した季節は正確にはありませんが、気候が安定している春・秋、価格が低い梅雨など、自分が重要視する点に合わせて季節を選ぶのをおすすめします。

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