外壁塗装の液だれが発生すると、せっかく塗装の色や種類を工夫していても景観を大きく損ねてしまいます。
さらに、塗膜の厚みがまばらになり塗料の性能が十分に発揮できない恐れがあります。
そこで今回は、外壁塗装の液だれの原因と液だれを防ぐための対策を紹介します。
□外壁塗装の液だれの原因とは?
* 塗料の厚塗り
塗料を厚く塗りすぎると、液だれのリスクが高まります。
厚塗りは、職人の技術不足や経験の浅さが一因となることが多いです。
しかし、塗り回数を減らすために意図的に厚塗りを行う業者も存在します。
このような厚塗りは、美観だけでなく耐久性にも影響を与えるため、注意が必要です。
*塗料の希釈率の誤り
塗料は使用前に水やシンナーで希釈する必要がありますが、その比率を誤ると液だれが発生します。
希釈の誤りは、職人の知識不足が原因の場合もありますが、材料費の削減や作業時間の短縮のために業者が故意に塗料を薄めるケースもあります。
*天候の影響
液だれの原因として、気温や湿度、風速などの天候条件も無視できません。
高温下では塗料の粘度が上がり、液だれが発生しやすくなります。
逆に、低温や湿度の高い環境では、塗料の乾燥が遅れ、液だれのリスクが高まります。
天候による影響を最小限に抑えるためには、塗装日の選定が重要です。
□液だれを防ぐための対策
外壁塗装の液だれは、多くの場合事前に防げます。
1.塗装回数の確認
外壁塗装は通常、下塗り、中塗り、上塗りと3回に分けて行われます。
業者が2回塗りで済ませようとする場合、液だれのリスクが高まります。
そのような場合は、業者に対して厚塗りのリスクを指摘し、適切な塗装回数を確認しましょう。
2.職人の確認
施工する職人の技術は外壁塗装の品質に大きく影響します。
ベテランの職人を含むチームで指導が行き届いている場合は安心して施工を任せられます。
3.天候の確認
塗装日の天候を事前に確認し、雨や強風の日は避けましょう。
工期短縮のために無理に塗装しようとするケースもあるため、天候を確認したら工期日程を業者に相談するのがおすすめです。
4.塗料の希釈量の確認
塗料の希釈量を事前に確認することで、業者が故意に塗料を薄める行為を防げます。
希釈量を確認すると、業者に対して自分がただの素人でないことを示せるため、質の高い工事を期待できます。
□まとめ
外壁塗装の液だれは、塗料の厚塗りや希釈率の誤り、あるいは天候が原因です。
事前に塗装回数や職人、天候と希釈率を確認し、要望があれば業者に相談すると良いでしょう。
この記事を参考に、美しい外壁を長く保ち、快適な住まいを手に入れてください。
当社は、質の高い技術を持つ有資格者の職人による完全責任施工を行っておりますので、安心して外壁塗装についてご相談ください。