外壁塗装の成功を導く!シーラーの種類と選び方

家の外壁や屋根の塗り替えを検討中の方にとって、シーラーは聞き慣れない言葉かもしれません。
しかし、このシーラーは塗装の仕上がりや建物の寿命を大きく左右する、重要な役割を担っているのです。
適切なシーラーを選べば、美しい仕上がりと高い耐久性を実現できます。
逆に、適切なシーラーを選ばなければ、せっかくの塗装がすぐに剥がれてしまったり、思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。
では、シーラーとは一体どのようなものなのでしょうか?
そこで今回は、シーラーの種類や選び方について解説します。

シーラーの種類

水性シーラーの特徴

水性シーラーは、水溶性の樹脂を主成分とするシーラーです。
特徴は、臭いが少なく、環境への負担が少ない点です。
そのため、室内塗装にも適しています。
ただし、油性シーラーと比べて浸透性が低く、下地への補強効果も弱い傾向があります。
劣化の少ない下地、例えば、比較的新しい外壁などに適しています。
水性塗料の上塗りとの相性が良いのも特徴です。

油性シーラーの特徴

油性シーラーは、有機溶剤を主成分とするシーラーです。
水性シーラーに比べて浸透性が高く、下地への補強効果も優れています。
そのため、劣化が激しい下地や、吸い込みの強い素材にも効果を発揮します。
ただし、臭いが強く、乾燥時間も比較的長いため、換気の良い場所で作業する必要があります。
油性塗料との相性が良いでしょう。

機能性シーラーの種類と特徴

シーラーには、それぞれの用途に特化した機能性シーラーも存在します。
例えば、ヤニ止めシーラーは、タバコのヤニや雨ジミなどのシミを抑える効果があります。
カチオンシーラーは、外壁・内壁両方に使用でき、密着性と経済性に優れています。
コンクリート強化シーラーは、コンクリートやモルタルの表面を固め、塗料の吸い込みを抑える効果があります。
これらの機能性シーラーは、下地の状態や使用する塗料に合わせて選択することが重要です。

シーラーの選び方

塗装の種類とシーラーの適合性

シーラーを選ぶ際には、使用する仕上げ塗料との適合性を確認することが大切です。
水性塗料には水性シーラー、油性塗料には油性シーラーを使用するのが一般的です。
ただし、中には、水性シーラーと油性塗料の組み合わせも可能な製品もありますので、製品の仕様をよく確認しましょう。

下地の状態とシーラーの選択

下地の状態もシーラー選びの重要な要素です。
吸い込みが強い下地には、浸透性の高い油性シーラーが適しています。
一方、劣化が少なく、吸い込みが弱い下地には、水性シーラーで十分な場合もあります。
下地の状態を正確に把握し、適切なシーラーを選択しましょう。
ひび割れや劣化が激しい場合は、機能性シーラーの併用も検討する必要があります。

使用する塗料との相性

シーラーと仕上げ塗料の相性も重要です。
互換性のないシーラーと塗料を組み合わせると、塗膜の剥がれや劣化につながる可能性があります。
製品の仕様書をよく確認し、適切な組み合わせを選びましょう。
特に、機能性シーラーを使用する場合は、上塗り塗料との相性をしっかり確認することが重要です。

まとめ

シーラーは、塗装工程において下地処理として重要な役割を担い、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右します。
水性と油性の2種類があり、それぞれに特徴があります。
使用する仕上げ塗料の種類、下地の状態、そして塗料との相性などを考慮して、最適なシーラーを選びましょう。
機能性シーラーも選択肢として考慮することで、より効果的な塗装を実現できます。
適切なシーラーを選ぶことで、美しい仕上がりと建物の長寿命化に貢献できるのです。
塗装工事は当社のような専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることがおすすめです。

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