お住まいをお持ちの方なら、外装塗装で悩まれる方もいいらっしゃるでしょう。
大切な住まいの景観を大きく左右するものとして、綺麗に保ちたいですよね。
今回の記事では、外壁塗装の剥がれについて解説していきます。
□プロが教える!外壁塗装が剥がれる2つの原因とは?
景観の一部となる、大切な外壁塗装を綺麗に保つためにも、まずはその塗装が剥がれてしまう原因を知りましょう。
その原因は、大きく2つあります。
1つ目は、塗装後1年以内に剥がれた場合は施工不良の可能性があります。
この場合は、塗装業者の塗装工事による、何らかの不具合や不備があったことを意味します。
施工不良の例としては、以下が挙げられます。
・洗浄、下地処理不足
・洗浄後の乾燥不足
・下地にあった塗料が使われていない
・塗料メーカーの規定の塗布量を守れていない
施工不良の場合は保証を受けられる場合があるので、まずはその保証内容を確認しましょう。
無料で補修を受けられることもあります。
その保証内容の確認として、最初に工事保証を確認しましょう。
こちらでは、塗装工事に瑕疵があった場合に保証を受けられます。
各塗装業者によって、細かい内容やサービス期間が異なるので内容を注意して読む必要があります。
2つ目は、経年劣化です。
塗装後10年以上が経ち、汚れやひび、何かしらの不具合がでてきたら、それは劣化です。
これはいつかは必ず起きる症状なので、気づいたらすぐにメンテナンスすることをオススメします。
塗料の種類によっても、耐久年数は異なります。
よく使われる塗料の耐久年数をまとめると以下のようになります。
・アクリル: 3〜5年
・ウレタン: 5〜7年
・シリコン: 7〜10年
・フッ素: 15年〜
・ピュアアクリル: 15年〜
・無機: 15年〜
このように使われる塗料によっては、5年で塗り替える必要があるものもあります。
住まいの壁の素材を確認し、メンテナンスの時期を見極めることも大切です。
□施工不良で剥がれが起きたとき知っておくこととは?
施工不良が原因であるにも関わらず、高額なお金を払って補修するのは避けたいですよね。
そこで、施工不良で剥がれた際に知っておくべきことを大きく3つ紹介します。
1つ目は、放置すると進行し続けることを理解することです。
剥がれは見た目が悪くなる上に、どんどん広がります。
そのまま放置しておくと、剥がれは下層の塗装や屋根や外壁にまで進行する恐れがあります。
剥がれた範囲が広くなると雨水が入りやすくなり、住まいを支える構造体や木部までに水が浸透するので、天井や壁からの雨漏り、建物の内部結露など様々な連鎖反応が起きます。
そのため、剥がれが確認できた場合はすぐに塗装業者に連絡し、点検をしてもらいましょう。
そこで原因が施工不良と判断される場合もあります。
また、1箇所だけに施工不良が見つかった場合でも、他の箇所もうまく工事できていない可能性もあるため、全体を確認する必要があります。
2つ目は、保証が効かないこともあることを理解しましょう。
剥がれの状況によっては、塗装業者から保証対象外と言われることがあります。
その場合、塗装業者独自で行う、自社保証について知りましょう。
自社保証は、法律で決められている訳でなく、保証期間やその内容は塗装業者に委ねられます。
また、保証内容に拘らず、契約を取りたいがために契約前の安心材料として利用している塗装業者もいるので注意が必要です。
そのため、標準保証期間が明記されてない曖昧なものもあれば、しっかりと書かれているものもあります。
つまり、すぐに剥がれが起きて保証を利用しようとした場合において、保証期間や内容が曖昧であれば、対象外だとみなされることは十分にあり得るのです。
明らかに塗装業者の施工ミスであった場合でも、対応してもらえない可能性もあるので、契約する前に保証内容をしっかりと確認することが重要です。
自社保証は使った塗料に応じて保証期間を定める場合が多いですが、保証年数の設定も塗装業者ごとに異なるので注意が必要ですね。
塗料によっては、塗料メーカーが保証を行ってくれる「メーカー保証」もあります。
こちらは自社保証とは扱いが別になり、通常は一部の値段の高い塗料にしか使えません。
塗装業者によっては、メーカー保証と自社保証の両方がつく場合もありますが、ほとんどのケースでは自社保証のみがメインです。
3つ目は、施工不良による剥がれは2〜3年で起きるということです。
施工不良による外壁の剥がれは、塗装後すぐに現れるケースよりも、2〜3年経った後に突然剥がれるケースが多いです。
その理由として、塗装直後であれば、施工が不十分でも塗料の力で外壁にくっついていられるためです。
塗装というものは、普通なら10〜15年程度は美観を保つので、2〜3年で剥がれる場合は何か不具合が起きたと考えると良いでしょう。
悪徳業者の場合、すでに施工エリアから撤退し姿をくらませている場合があります。
さらに厄介なケースが、2〜3年後に剥がれた箇所を見ても、素人には施工ミスなのかどうかなのが分からないという点です。
その場合は、別の塗装会社や設計事務所など第三者を入れて相談することをオススメします。
□まとめ
このように外装塗装は複雑なうえに、悪徳業者に騙されることもあります。
そのようなことがないためにも、迷ったらまずは当社へご連絡下さい。
地域から得た信頼と実績を元に、全力でサポートさせて頂きます。