「雨漏りの原因が分からない」
「水が漏れた時の対処法を知りたい」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そこで、今回は雨漏りのよくある原因と調査方法、修理方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□雨漏りのよくある原因とは?
雨漏りがよく起こる箇所として5か所挙げられます。
以下で箇所と原因をご紹介します。
1つ目は屋根の壊れた部分からです。
日々施工技術は向上しており、屋根の耐久性も昔に比べてずいぶん高くなってきました。
しかし、技術がいくら発達したと言っても直接雨風を受ける屋根のダメージは大きいです。
そのダメージからスレートのひびであったり漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生します。
経年劣化が主な原因ですが、災害が多い地域では台風、地震などの要因も考えられます。
2つ目はベランダのひびからです。
ベランダは屋根と同じくらい雨風にさらされます。
また、外壁とは異なり人の出入りがあるため、摩擦で防水塗膜が劣化しやすいです。
そのため、ひび割れが屋根や外壁よりも早くあらわれる傾向があります。
さらにベランダの排水口の手入れが行き届いていないと水が溜まってしまい、雨水が浸入しやすい状態になってしまいます。
ベランダは外壁や屋根よりも比較的点検しやすいため、ひび割れや剥がれがないか日々点検するようにしましょう。
3つ目はサッシ枠と防水シートの隙間からです。
外壁からはよくこれらの箇所から水が浸入します。
基本的には雨水は外壁の表面をつたって流れ落ちていきます。
しかし、シーリングが劣化してひび割れが起こったり縮んだりしていると生じたわずかな隙間から雨水が浸入してきます。
水を浸入させないように防水シートが貼られていますが、防水シートも劣化します。
4つ目は給排水管からです。
意外と見落としがちな箇所になります。
5つ目は天窓からです。
劣化してコーキングにひび割れが起きると天窓から雨漏りが起こります。
10年前後を目安に点検するようにしましょう。
□雨漏りの調査方法とは?
部屋まで漏れている雨漏りはすぐに分かりますが、外壁や屋根の内部で起こっている場合の雨漏りは特定が難しいです。
また、雨漏りが分かったとしても素人の目には雨漏りの原因がどこにあるのか分かりづらいです。
そのため、業者に依頼して雨漏りを調査してもらいましょう。
以下で雨漏りを調査する方法をご紹介します。
*散水による調査
この調査では雨漏りが起こっている部位と浸入口と考えられる箇所に散水を行います。
ただ単に水をかけて見るだけでなく、水をかける箇所や順番、建物の構造の知識や経験などが必要になります。
*サーモグラフィーを使った調査
目視、散水による調査には限界がどうしてもあります。
そこでより詳細な原因をつきとめるため、赤外線カメラ(サーモグラフィー)を使って調査を行います。
水が溜まっている部分があれば壁や屋根の温度が下がって見えます。
木造の住まいよりも鉄筋コンクリート造の住まいの方が分かりやすいです。
□雨漏りの修理方法とは?
雨漏りの原因ごとの修理方法を以下でご紹介します。
1つ目は屋根瓦の浮きやずれ・割れによる雨漏りの場合です。
まずは瓦を剥がし下地に異常がないかチェックします。
同時に周りの止め釘が浮いていないかも確認します。
本瓦の場合、新たな瓦と入れ替えます。
スレートの場合は外し戻しを行ってから接着剤で割れをふさぎます。
2つ目は雨樋のつまりによる雨漏りの場合です。
高圧洗浄でつまりを押し流します。
つまりがひどい場合は一度雨樋を解体してつまりを解消させます。
3つ目はベランダからの雨漏りの場合です。
まずは、ベランダを洗浄して汚れを落とします。
次に防水層の部分補修、塗り直しを行いトップコートを塗布します。
4つ目はコーキングのひび割れからの雨漏りの場合です。
既存のコーキングがある場合は、コーキングをカッターなどで丁寧に除去します。
断面のコーキングまでしっかり取らないと新たに詰めるコーキングの耐久性が低くなってしまいます。
隙間やひびがある場合はそこをテープで養生してからプライマーを接着面にぬります。
最後にヘラで形を整えればコーキングの打ちなおしは完了です。
これらが雨漏りの修理方法です。
ご紹介してきた修理方法の中には自分でできることがあります。
DIYで修理すれば費用もおさえられるし、依頼する手間もかかりません。
しかし、雨漏りの場合は原因となる浸入口を見つけるのが難しいです。
また、表面の浸入口を見つけられたとしても外壁、屋根の内側の被害に気付かない場合が多いです。
あくまでもDIYを行う場合は応急処置として行い、応急処置をした後は必ずプロに修理を依頼するようにしましょう。
□まとめ
雨漏りのよくある原因をご紹介しました。
また、調査方法、修理方法もご紹介しました。
この記事がお客様の役に立てば幸いです。
雨漏りについてお困りの方はぜひ当社にご連絡ください。