ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴とは?メリットとデメリットも解説します!

外壁塗装を検討する際は、価格や耐久性、仕上がりなど注意したいポイントが多くあります。
数ある外壁塗装の中でも特に人気なのが、ウレタン塗装とシリコン塗装です。
そこで今回は、ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴と、メリット・デメリットについて解説します。

□ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴

*ウレタン塗装

ウレタン塗装の耐久年数は約8〜10年で、安くて劣化しやすいアクリル塗装に比べ、それほど塗り替え頻度は高くありません。
柔らかく密着性が高いため、木部や雨どいなどの細かい部分を塗装するのに適しています。

*シリコン塗装

現在最もよく使われている塗料で、耐久年数が約10〜15年と非常に長いのが特徴です。
シリコンの含有量の多い塗料は硬くなるため施工の際は技術が必要ですが、その分耐用年数が長くなり、品質も向上します。
紫外線に強く、価格と耐久性のバランスが良いため使用する人が多いのです。

□ウレタン塗装とシリコン塗装のメリットとデメリット

上記の通り、ウレタン塗装は密着性が高く柔らかい、高密度の塗料です。

1.ウレタン塗装のメリット

ウレタン塗装は、幅広い素材に使用でき、密着性の高さからひび割れが発生しにくいため外壁塗膜が長持ちします。
さらに艶ありの場合、家具やフローリングの仕上げに塗ることで美しい艶を演出できます。
また、色や種類が豊富で、硬化剤の割合を変更できるため細かい部分の塗装にも向いています。

2.ウレタン塗装のデメリット

上記の通りウレタン塗装はシリコン塗装に比べ、耐久年数が短くなってしまいます。
また、紫外線による変色が起きやすいため、外壁や屋根の見た目に影響してしまいます。
2液型のウレタン塗料に使用する硬化剤は水分と結合しやすいため、湿度が高い時に塗装すると塗膜性能が落ちてしまう恐れがあるので注意が必要です。

シリコン塗装は紫外線に強く、価格と耐久性のバランスに優れています。

1.シリコン塗装のメリット

シリコン塗装は塗膜が固く、撥水性があるので多少の雨の場合水を弾きます。
さらに、低電圧性で静電気が起きにくいため、汚れにくいことも魅力です。
ウレタン塗装同様、艶のある仕上がりですが、こちらの方が長期間光沢を維持し、きれいな塗装を維持できるのです。

そして最も大きなメリットは、耐久年数が長く、塗膜の剥がれやカビを防ぐことが可能な点です。
高耐熱性・耐水性・耐候性など、ウレタン塗装に比べ圧倒的に性能が上がるのがポイントです。

2.シリコン塗装のデメリット

塗膜の固さや撥水性から、密着力が弱く塗布に技術が必要なのがデメリットと言えます。
また、年数の経過により塗膜が硬くなることで、下地のひび割れに耐えきれなくなるため、他の塗料に比べひび割れしやすくなってしまいます。

□まとめ

今回は、ウレタン塗装とシリコン塗装の特徴と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
現在人気なのは価格の耐久性のバランスが取れたシリコン塗装ですが、ウレタン塗装は密着量が高く細かい部分の塗装に適しています。

それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、塗装場所は予算に応じて2つの塗装を組み合わせるのがおすすめです。

なぜ外壁から雨漏りする?補修内容についても紹介します!

雨漏りは屋根からだけでなく外壁からも発生することをご存知でしょうか。
外壁も屋根と同じように、強い雨風や紫外線などの厳しい環境にさらされているため、経年劣化が起こってしまうのです。
そこで今回は、外壁材ごとの雨漏りの原因と、具体的な補修内容について解説します。

□なぜ外壁から雨漏りする?

外壁から雨漏りする理由は外壁材によって異なります。

1.サイディングの場合

パネルを貼り合わせるサイディング外壁の場合、シーリングの劣化やサイディングの反り・割れ、窓サッシ・幕板・水切りの不具合などによって雨漏りしてしまいます。

サイディングの反りや割れが原因で雨漏りする時は、サイディングを張り替える必要があります。
外壁以外の部分の劣化が原因の時はその部分を補修しましょう。

2.金属系サイディングの場合

金属系サイディングの外壁の場合、小さな傷からでもサビが広がり放置してしまうと、穴が空いて雨漏りの原因となります。
定期的に点検し、穴を見つけたら早急に補修しましょう。

一方で、継ぎ目にシーリングを使用しないため、窓周りからの雨漏り以外の場合、シーリングの劣化は原因ではありません。

3.モルタル外壁の場合

ペースト上の塗材を塗って仕上げるモルタル外壁の場合、ひび割れから雨漏りすることがほとんどです。
地震による揺れや建物の歪みが原因でひび割れが発生している場合は、早急に対処しましょう。

4.タイルの外壁の場合

劣化を起こしにくいタイルですが、目地・下地・シーリング部分の劣化や、タイルの浮きや剥がれからの浸水により雨漏りが発生します。
タイル自体は劣化しにくく丈夫ですが、その他の部分の劣化やひび割れを放置していると雨漏りのリスクがあるため、きちんと点検しておきましょう。

5.コンクリート外壁の場合

コンクリート外壁は頑丈なイメージがありますが、窓周りのシーリングや外壁のひび割れなどが雨漏りの原因となります。

また、コンクリート外壁特有の打継目地や、コールドジョイントと呼ばれるコンクリートを打ち重ねた際に一体とならなかった場合に発生する継ぎ目からの雨漏りも発生します。
コンクリート外壁は雨漏りで内部の鉄筋が錆びた場合、安全性が著しく低下するため、早急な対処が重要です。

□外壁からの雨漏りの補修内容とは?

*金属サイディングをカバーする

サイディング外壁の雨漏りの場合、古いサイディングの上から金属サイディングでカバーすることで確実に雨漏りを止められます。
外観が大きく変わる点がデメリットではありますが、雨漏り箇所が多い場合に特におすすめの補修です。

*弾性塗料で防水する

コンクリート外壁の場合、鉄骨の動きによりひび割れが入るのが原因となるため、動きに強い弾性塗料で止水します。
ひび割れた際に伸びやすい塗料が必須です。

*シーリング処理

外壁からの雨漏りの原因になりやすいシーリングを処理し直すことで補修できます。
シーリングは正しく施工しなければ意味がないので、施工後の状態も確認しましょう。

□まとめ

今回は、それぞれの外壁材壁から雨漏りする原因と、実際の補修内容を紹介しました。
外壁材によって原因は異なりますが、シーリングやひび割れが雨漏りの原因になることがほとんどです。

ご紹介した補修内容以外にもたくさんの施工方法がありますので、雨漏りの状態や原因に合わせて適切な対処をとりましょう。

外壁と屋根の塗装を行うべきサインとは?適した季節はある?

外壁や屋根の塗装の劣化はつい放置してしまいがちな場所の1つです。

しかし、自分や周囲の環境にも危害が及ぶ可能性があるため、適したタイミングで塗装し直す必要があります。
そこで今回は、外壁と屋根を塗装すべき劣化のサインと、塗装に適した季節について解説します。

□外壁や屋根の塗装を行うべき劣化のサインとは?

外壁や屋根の塗装は、おおよその耐用年数を事前に把握できますが、実際に塗装する際は経過年数より劣化状況を見て判断するのがおすすめです。
耐用年数はあくまで目安であり、実際は住まいの周辺環境によって、劣化のスピードは大きく異なります。

1.色あせ

外壁と屋根の塗装が色あせ始めると、劣化が始まったと言えます。
初期段階であるためすぐに対処する必要はありませんが、色あせの程度を定期的に確認し、劣化の1つの指標とするのがおすすめです。

2.コケやカビ

コケやカビは見栄えが悪いだけでなく、悪臭を放つため高圧洗浄で除去しなければなりません。
洗浄しても落とせない場合は、塗装を検討しましょう。

3.ひび割れ

ひび割れはその隙間から雨水や汚れが侵入する恐れがあり、建物の耐久性に影響するためなるべく早めに対処しましょう。

4.塗膜の剥がれ

外壁や屋根の塗膜が剥がれると、美観を損なううえに隙間から雨水が侵入してしまいます。
塗膜の剥がれがひどくなると、補修費が高額になるため、小さな剥がれのうちから塗装し直しておくのをおすすめします。

5.サビ

金属系の外壁材や屋根材を使用している場合、サビが発生すると穴が空いてしまい、安全性に大きな問題が生じます。
サビを発見したら、放置せず早急に対処しましょう。

□外壁と屋根の塗装には適した季節がある?

外壁や屋根を塗装する際は、気温が安定しており乾燥している気候が望ましいです。

春は気温・湿度共に安定していますが、梅雨前線の影響で雨が降る可能性があります。

夏は晴れの日が多く乾燥していますが、台風やゲリラ豪雨が発生しやすいため、急遽日程変更せざるを得なくなる可能性があります。

また、秋は気温・湿度共に安定していますが、秋雨前線の影響で雨が降るかもしれません。

冬は降雪地域以外だと湿度が低くなりますが、気温も低いため、凍結・降雪の危険性があります。

つまり、どの季節でもメリットとデメリットは存在します。
そのため、気温と湿度が比較的安定している春か秋に塗装するのが一般的です。
100%安心して塗装工事を行える季節はありませんが、リスクの低い春か秋に塗装すると良いでしょう。

一方で、コスト面を重視すると、梅雨の時期に塗装工事をすることで費用を抑えられるケースがあります。
業者への依頼数が減る梅雨を狙って塗装すれば、質の保証はできなくとも比較的安価で工事可能です。

□まとめ

今回は、外壁と屋根を塗装すべき劣化のサインと、塗装に適した季節について解説しました。
耐用年数に関わらず、紹介した劣化のサインが出ていないか定期的に点検し、対処が遅れないようにしましょう。

また、外壁や屋根の塗装に適した季節は正確にはありませんが、気候が安定している春・秋、価格が低い梅雨など、自分が重要視する点に合わせて季節を選ぶのをおすすめします。

家の外壁点検は必須!自己点検についても紹介します!

外壁の美観を損なわないためだけでなく、住まいの安全を守るためにも、定期的な外壁点検は必要です。
それでも、外壁点検が面倒でつい後回しにしてしまう人は多いかもしれません。
そこで今回は、外壁点検の必要性と、自己点検の際の確認項目をご紹介します。

□なぜ家の外壁点検が必要なのか

家の外壁を長持ちさせるためには、塗装や壁の状態に異常がないか定期的に点検し、問題が生じていた場合、速やかに補修工事をすることが大切です。
外壁塗装に施工不良があった場合、なんと施工直後ではなく半年以上過ぎてから発覚することが多いのです。
そのため、定期的に外壁点検を行わずに放置すると、施工不良に気づかず長期間放置してしまうことになります。

定期的に点検していれば小さな補修で済んだものが、長期間放置することで大きな欠陥となり、次のリフォームや工事の際に、莫大な費用と手間が必要な工事をしなければならなくなるのです。
このような事態を防ぐため、業者に定期点検を依頼すると良いでしょう。

□外壁の点検では何をチェックする?自己点検の項目について紹介!

業者による定期点検は2〜3年に一度が一般的ですが、自分で定期的に点検するとより外壁の変化や問題に気づきやすくなります。

*チョーキング

チョーキングとは、塗料の劣化により塗膜が古くなり変質して起こる現象で、外壁を触った時に白い粉がつくのがわかりやすい症状です。
チョーキングが起こっている外壁では、塗膜の機能低下により防水効果が弱まるため、雨水が壁内に侵入する恐れがあります。

外壁としての保護機能を果たしていないサインになるため、チョーキングが見られた際は塗り替えを検討しましょう。

*ひび割れ

浅いひび割れは地震や強い雨風などで生じるため多くの家で見られますが、深くまでひび割れていると建物に歪みが生じている場合があります。
ひどいひび割れを放置していると大きな事故の原因にもなるため、なるべく早い補修工事の検討をおすすめします。

*コーキング

コーキングとは、サイディングの目地や窓枠の周りにあるゴム状の塗料のことで、外壁塗料に比べ劣化が早いため忘れずに点検しましょう。

コーキングが劣化すると、防水機能が低下し外壁内部に雨水や汚れが侵入してしまいます。
コーキングのひび割れは黄水機能低下の証拠となるため、見つけたら早めの修復がおすすめです。

□まとめ

今回は、外壁点検が必要な理由と、自己点検の項目を紹介しました。
外壁を長持ちさせるだけでなく、安全に関わる重要な欠陥を早めに見つけ、対処するために定期的な外壁点検は必須です。
業者に依頼するのが安心ですが、定期的に自分でチョーキングやひび割れ、コーキングの状態を点検するだけでも、外壁の状態把握に役立つため、定期的にチェックし問題点を見つけたら補修を依頼しましょう。

外壁塗装の耐用年数はどれくらい?長持ちさせるための方法もご紹介します!

外壁塗装は見栄えだけでなく、耐用年数を考えて選ぶのが大切です。
外壁塗装の耐用年数は、使用する材料によって大きく変わるだけでなく、塗装後の管理も重要です。
そこで今回は、外壁塗装の塗料ごとの耐用年数と、外壁塗装を長持ちさせる方法をご紹介します。

□外壁塗装の耐用年数とは?

外壁塗装の耐用年数とは、雨風や紫外線などから建物を守れる期間を指します。
つまり、外壁塗装後から外壁に劣化症状が現れ始めるまでの年数のことで、使用する塗料や塗装方法によって大きく異なります。

建物の立地条件や周囲の環境などにより変動するため、あくまで目安ですが、塗装や補修の重要な判断材料となります。

1.ウレタン塗料

耐用年数は約6〜10年と短めですが、他の塗料より安価なため費用を抑えられます。

2.シリコン塗料

耐用年数は8〜15年で、最も人気の塗料です。
価格が高い分耐用年数も長く、塗り替える頻度が下がるため、長い目で見ても優れた塗料だと言えます。

3.フッ素塗料

耐用年数は約10〜20年と長く、その分価格もシリコン塗料より高くなります。
より塗り替え頻度を減らしたい方におすすめです。

□外壁塗装を長持ちさせる方法とは?

1.定期的に掃除する

外壁塗装が汚れたまま放置すると、塗料の性能が落ち耐用年数が短くなる原因になります。
定期的に布やスポンジで優しく汚れを落とし、できる限り長く耐久性を保てるよう気をつけましょう。

2.耐用年数の長い塗料を使用する

当然、耐用年数の長い塗料を使用して外壁を塗装すれば、外壁の耐用年数は長くなります。
フッ素樹脂を配合したフッ素塗料は特に耐久性に優れ、約10〜20年ほど耐用年数があります。
価格は高いですが、その分塗り替えの頻度が他の塗料に比べ少ないため、塗り替えが面倒な方におすすめです。

3.耐用年数の長いシーリング材を使用する

シーリング材とは、ボードやパネルを貼り付ける際にできる外壁材同士の隙間を埋めるために塗る液体のことです。
耐用年数の長いシーリング材を使うことで、隙間からの雨水や汚れの侵入やひび割れを防げるのです。

通常のシーリング材の耐用年数は約7〜10年ですが、15年以上耐久性を保つシーリング材もあるため、塗装の際に業者に相談するのをおすすめします。

4.技術力の高い業者に依頼する

耐用年数の長い塗料やシーリング材を使用しても、施工業者の技術力が低ければ十分な効果を発揮できません。
業者の工事の実績や外壁塗装の資格の有無、施工方法などを確認するようにしましょう。

当社は、静岡県西部で外壁塗装を行っています。
3000件以上の工事実績があり、一級技術士が指導しているほか、外壁や耐候性に優れた外壁塗装で、小さな塗り直しにも対応するなどアフターサービスも充実しています。
是非お気軽にご相談ください。

□まとめ

今回は外壁塗装の耐用年数の概要と様々な塗料の耐用年数、外壁塗装を長持ちさせるための方法について解説しました。
価格の高さと耐用年数の長さはほとんど比例するため、自分のニーズと予算に応じて選ぶことが大切です。

また、セルフメンテナンスとして定期的に外壁を掃除すると、塗料本来の耐久性を発揮できます。
外壁塗装に優れた業者を選び、塗装の時点で耐用年数の長い塗料やシーリング材を選ぶのもおすすめです。

モルタルの外壁塗装の特徴とは?メリットとデメリットも併せて解説します!

外壁の塗装方法には多くの種類があり、仕上がりが全く異なるため悩まれる方も多いのではないでしょうか。
中でも、唯一無二の風合いや美しさを求める方には、モルタルの外壁塗装がおすすめです。

今回は、モルタルの外壁塗装の特徴と、メリット・デメリット・劣化症状について解説します。

□モルタルの外壁塗装の特徴とは?

モルタルとは、セメントと砂に水を混ぜて作るもので、外壁塗装の際は一軒ずつ手作業で丁寧に塗っていくのが特徴です。
サイディングやタイルとは違い、同じ仕上がりになる外壁がなく、作業員の高い技術が必要となります。

さらにサイディングによる目地ができないため、継ぎ目のない美しい仕上がりになり、技術次第で模様やパターンをお客様の希望に沿った仕上がりに変更できるのも特徴です。

□モルタルの外壁のメリットとデメリットは?劣化症状についてもご紹介!

*メリット

パターンや色が事前に決まっているサイディングやタイルと違い、いちから手作りするためデザインや色、風合いを自由に決められ、唯一無二の外壁を形にできます。

さらに、見た目を自分好みにできるだけでなく、複雑な形状の外壁にも比較的自由に施工できるのも大きな魅力です。
サイディングやタイルなどの場合、複雑な形状の外壁に施工するには、まずその形に材料を加工するための費用が生じますが、モルタルの場合はどんな形状でも追加費用なしで済むのです。

*デメリット

モルタルの外壁は、ひび割れが起こりやすいというデメリットがあります。
紫外線や浸水、建物の揺れや歪みなど原因は様々ですが、ひび割れが起こると住まいに危険が及ぶため、深刻な場合は塗り替えなければなりません。
また、吸水性が高く、外壁の内部で水が移動しやすいため強度の劣化につながってしまいます。

*モルタルの外壁の劣化症状

定期的なメンテナンスや塗り替えは必要ですが、モルタルの塗り替えを検討する際の指標として劣化症状を知っておくと便利です。

1.ひび割れ

上記の通り、モルタルの外壁はひび割れしやすく、そのひび割れの種類によっても補修方法が異なります。
ヘアークラックと呼ばれる、モルタル外壁の乾燥によって生じた0.05~0.3mm未満の浅く小さなひび割れは、経過観察を行いつつ、通常の塗装でカバーしましょう。

一方で構造クラックと呼ばれる、外壁や建物の構造まで深くひび割れている場合は、腐食や害虫の侵入の恐れがあり、外壁の強度を著しく落としてしまうことがあります。
この場合はシーリング剤の重鎮後、追従性の高い塗料で保護するようにしましょう。

2.浮きや剥がれ

モルタルの浮きは下地剤との間に接着剤を流し込むことで解決できますが、何もせず放置するとモルタルが剥がれてしまい、見た目が悪くなるだけでなく、外壁を保護できなくなることで怪我を招くことがあります。
剥がれた部分のみの補修もできるため、なるべく早く対処しましょう。

3.カビやコケ

カビやコケは安全性や耐久性に危険を及ぼすわけではありませんが、見栄えや衛生的に良くないため掃除や塗り替えを検討するのがおすすめです。

□まとめ

今回はモルタルの外壁塗装の特徴と、メリット・デメリット・劣化症状を紹介しました。
モルタル外壁はセメントと砂に水を加えたもので塗装する方法で、全て手作業のため技術が必要です。
唯一無二の美しい仕上がりと自由なデザイン・色・風合いを実現でき、塗装場所を選ばないのがメリットです。

しかし、ひび割れが起こりやすく吸水性が高い点がデメリットと言えます。
紹介した劣化症状を元にメンテナンスや塗り替えを行うようにしましょう。

外壁の塗り替えを検討している方必見!防水工事は必要?

屋根の防水工事をしている方は多いかもしれませんが、外壁にも防水工事が必要だとご存じでしょうか。
つい後回しにしてしまいがちですが、住まいの安全を確保するために重要な工事の1つです。

そこで今回は、外壁に防水工事が必要な理由と、防水工事の種類とそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

□なぜ外壁に防水工事が必要?

外壁の防水工事は、住まいの寿命を延ばすためには欠かせない工事です。
雨漏りは屋根からだけでなく、外壁からも発生します。
外壁のひび割れを放置してしまい、外壁内部の防水シートが破損することで内部に雨水が染み込み、腐敗や雨漏りの原因となるのです。
これらは、住まいの耐久性を著しく低下させ、工事になっても多額の費用が必要になってしまいます。

ほとんどの外壁には元から防水対策が施されていますが、年々その効果は衰えていくため、外壁に防水塗料を塗ることで外壁の防水性を保ち、建物の安全を守ることが重要なのです。

□防水工事の内容と種類を紹介!それぞれのメリットとデメリットは?

*塩ビシート防水

塩ビシート防水とは、塩化ビニルでできたシートを貼り付け、防水層を作る工事のことを言います。
塩ビシート防水のメリットとしては、防水工事の中でも最も耐久性に優れ、短期間で広範囲の施工が可能な点があげられます。
さらに、下地の劣化状態に影響されず、定期的なメンテナンスが不要な点も魅力的です。

その一方でやや施工費用が高額で、シートの継ぎ目が見える点がデメリットと言えます。

*ウレタン防水

ウレタン塗料を使用するため、外壁の形状が複雑な場合や凹凸がある場合も施工できます。
ウレタン防水のメリットは、防水工事の中で最も安価で、塗料を使用するため行程がシンプルな点です。

デメリットとしては、他の防水工事に比べ耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要な点や、湿気による塗膜のめくれや割れが発生しやすい点があげられます。

*FRP防水

FRPとは、樹脂にガラスの繊維などを加え強度を高めたプラスチックのことです。
一般的にベランダや浴室に使用されています。
メリットとしては、ウレタン防水より防水性が高いうえに軽量な点や、強度が高く耐久性に優れている点があります。

しかし、施工時の匂いや費用が高額な点や定期的なメンテナンスが必要な点、湿気による塗膜の浮きが発生する点やひび割れに弱い点などがデメリットと言えます。

□まとめ

今回は、外壁に防水工事が必要な理由と、防水工事の種類・メリット・デメリットを「紹介しました。
外壁は、屋根と同じく雨漏りしやすく、中に水が侵入すると建物に危険が及ぶため、外壁の防水工事は重要です。
防水工事にはいくつかの種類があるため、外壁の形状や予算に合わせて適した工事方法を選択しましょう。

屋根塗装におすすめの色や色の選び方をご紹介します!

住まいの外観の要である屋根。
屋根の印象は、住まい全体の印象に直結するといっても過言ではありません。
今回は、屋根塗装におすすめな色と、その選び方についてご紹介します。
屋根塗装を検討している方、色選びで悩んでいる方は必見です。

□屋根塗装におすすめの色について

屋根塗装では、汚れを目立たなくすることから、暗めの色が選ばれることが多いです。
ここでは、屋根塗装におすすめの色として、人気な暗めの色を4色ご説明します。

・グレー

黒と白が混ざってできる「グレー」は無彩色と呼ばれ、汚れが目立ちにくい色として、屋根塗装の際に選ばれることが多いです。
周囲の住まいと馴染みやすく、基本的にどのような色の外壁とも合うため、非常に使いやすい色であること間違いありません。

・ブラウン

温かみがあり、落ち着いた色の代表ともいえるブラウンは、明るい印象の住まいになることから選ばれることが多いです。
ブルーやネイビーといった寒色の外壁にも合うため、グレーと同じく使いやすい色の1つです。

・グリーン

木々に囲まれた場所で、保護色として力を発揮するのがグリーンです。
グリーンは自然色であることから、深緑のような落ち着いた色を選べば、グレーやブラウン同様に悪目立ちする心配はないでしょう。

・ブラック

屋根の色に、濃い色であるブラックを選ぶことで、住まい全体に高級感や統一感を持たせることに繋がります。
外壁と屋根の色でメリハリを付けたい方は、ブラックを取り入れてみてはいかがでしょうか。

□色を選ぶ際に押さえておきたいポイントについて

*バランス

屋根の色を選ぶ際には、外壁とのバランスを考える必要があります。
この際、メリハリと調和の両方について意識しなければなりません。

例えば、外壁と屋根の色を似たような色にした場合、調和は取れていますがメリハリがなく、見た目がのっぺりとした印象を与えてしまいます。
そして、屋根の色は外壁だけでなく、近隣の住まいの屋根とのバランスも考える必要があります。

たとえ好みの色を選んだとしても、周囲の屋根の色とかけ離れていた場合、調和がなく景観を損ねることに繋がります。
浮いた印象を与えないためにも、周囲とのバランスも大切にしましょう。

*見え方

屋根塗装の色を決める際は、ほとんどの方が色のサンプルを見た上で決めるでしょう。
そこで忘れてはいけないのが、室内と屋外では色の見え方に差が生まれることです。

屋根の色は、天候によっても見え方が異なります。
屋外で見ることを踏まえた上で、1トーン明るくしたり暗くしたりして色の調整を行いましょう。

*付属効果

屋根は、選ぶ色によっては、遮熱効果と呼ばれる太陽の光を反射する機能を持たせることが可能です。
明るい色であればあるほど太陽の光を反射するため、最も遮熱効果の高い色は白色です。

□まとめ

今回は、屋根塗装におすすめな色と、その選び方についてご紹介しました。
屋根の色は、好きな色だからといって、むやみに色を選択すると景観を損なうことに繋がります。
屋根塗装の際には、バランスとメリハリ・調和を意識した色選びが大切です。

屋根塗装には水性と油性塗料のどちらがいい?それぞれの特徴を解説!

今回は、屋根塗装に使用する水性塗料と油性塗料の特徴についてご紹介します。
屋根塗装を検討している方で、2つの塗料の違いについて確認しておきたい方や、水性塗料と油性塗料のどちらを使うべきか迷っている方は必見です。

□水性塗料と油性塗料のそれぞれの特徴について

水性塗料と油性塗料。
絵を描く際に使用する絵具の延長で、なんとなく特徴の差の想像がつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの塗料の特徴についてご説明します。

*耐久性

一般的には、油性塗料の方が耐久性に優れているといわれています。
油性塗料の特徴は、耐久性の高い塗膜にあります。
日光が直接当たる屋根や、塩害にあう可能性のある海岸沿いの地域では、油性塗料がおすすめです。

*費用

水性塗料と油性塗料では、かかるコストも異なります。
性能の高い油性塗料の方が単価は高い上に、希釈材として使用する塗料用シンナーの費用もかかります。
コストの面だけで考えるなら、水性塗料の方が優れているといえるでしょう。

*保管方法

水性塗料と油性塗料では、保管方法の制限に差があるため、使用後の保管には注意が必要です。
引火性が低い水性塗料は消防法においての制限はありませんが、油性塗料は危険物として消防法で定められているため、保管の際には倉庫の範囲や塗料の量に制限があります。

□屋根塗装において水性塗料と油性塗料はどう使い分ける?

塗料の特徴の違いは分かったけど、実際に何をどう使用するのか分からない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、どのような場面で水性塗料と油性塗料を使い分ければ良いのかについてご説明します。

屋内での作業やニオイが気になる方は、水性塗料を使うことをおすすめします。
近年、水性塗料の性能の発達は目まぐるしく、油性塗料の性能に劣らないものも多く開発されています。
水性塗料も種類によっては、金属部分に塗ることも可能なため、水性塗料の活躍の幅は広がりつつあります。
ニオイに敏感なお子様がいるご家庭や、化学物質のアレルギーが見られる方は、水性塗料を使うことをおすすめします。

一方で、耐久性の高さにおいては油性塗料を上回るものはないため、性能の高さをお求めの方は油性塗料を使用すると良いでしょう。
光沢のある仕上がりにも油性塗料は欠かせません。
ただし、希釈材としてシンナーを使うことから、大量に使用すると環境に影響を与えかねないため注意が必要です。

□まとめ

今回は、屋根塗装に使用する水性塗料と油性塗料の特徴についてご紹介しました。
屋根塗装において、水性塗料と油性塗料では特徴が大きく異なります。
水性塗料の使用できる幅が大きく広がっていることを踏まえて、状況に合わせた塗料を選ぶと良いでしょう。
塗装する部分や季節に合わせて、使用する塗料を変えてみても良いかもしれませんね。

足場なしで屋根塗装はできる?屋根塗装に足場が必要な理由をご紹介します!

屋根塗装を検討しているけど、費用を考えると今すぐに行うのは躊躇してしまう。
そう感じている方も少なくはないでしょう。

今回は、屋根塗装の際に足場が必要な理由と、足場がない場合のデメリットについてご紹介します。
屋根塗装をなるべく費用を抑えて行いたい方、費用を抑える方法として足場を設置しないことを検討している方は必見です。

□屋根塗装に足場が必要な理由について

足場なしでの屋根塗装は、たしかに費用の削減に繋がります。
では、実際に屋根塗装において足場は必要ないのでしょうか。
ここでは、足場が必要な理由を3つご説明します。

*法律での規定

「労働安全衛生規則」において、足場の設置が必要だと定められています。
ただし、勾配のない平たい屋根の塗装や、無足場工法を採用する際には設置が必要でない場合があります。
屋根塗装の作業では、高所での作業が必要となるため危険が伴います。
そういった危険から作業員の身の危険を守るためにも、足場の設置が必要不可欠です。

*周囲への配慮

屋根塗装で使用する塗料や高圧洗浄の水・汚れが、周囲のお住まいに付着することを防ぐため、作業前には養生シートを足場に張ります。
この養生シートは飛散防止の役割を果たすと共に、周囲のお住まいへの視線の配慮の働きも兼ね備えています。

*クオリティの高さ

足場のない状態での作業は、姿勢の不安定さや身の安全確保への意識から、丁寧な作業を行えない可能性があります。
作業後の仕上がりの質のためにも、足場の設置は必要です。

□屋根塗装を足場なしで行うデメリットについて

ここでは、足場を設置せずに行った場合に発生するリスクについてご説明します。

まず、足場を設置しないことは、屋根塗装の作業を不安定な状態で行うことを意味します。
安定した足場は、安定した丁寧な作業・作業効率の高さに繋がります。
作業のしやすさ、そして仕上がりの質のためにも、足場は必要です。

次に、前述したように、足場は養生シートを張るためにも使用されます。
足場と養生シートがないと、高圧洗浄で出た汚れや水、そして塗装に使用する塗料が周辺の住まいに飛び散る原因となります。
周囲への優しい作業のためにも、足場は必要なのです。

最後に、そもそもの話として、無足場工法を採用する場合や平坦な屋根での作業を除いては、足場の設置が「労働安全衛生規則」において定められています。
この規則は、作業員と作業を行うお住まい周辺の安全確保のために作られたものです。
作業中に転落事故や道具の落下による事故を引き起こさないためにも、足場の設置は例外を除いて行わなければなりません。

□まとめ

今回は、屋根塗装の際に足場が必要な理由と、足場がない場合のデメリットについてご紹介しました。
平坦な屋根の塗装と、無足場工法を使用する場合を除いて、屋根塗装を行う際に足場が必要な理由がわかったでしょうか。

屋根塗装での足場は、塗装作業の質の向上や、周辺のお住まいに迷惑をかけないための働きを担っています。
屋根塗装全体のコスト削減も大事ですが、それ以上に大切にしなければならないことがあることを留意しておきましょう。

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