外壁タイルはメンテナンスの手間が少ないことで有名です。
しかし、ノーメンテナンスというわけではありません。
紫外線や、雨の影響で少しずつですが劣化していきます。
そんな外壁タイルに対して塗装をおすすめします。
なぜタイル塗装なのか、費用はどのくらいなのかを今回ご紹介していきます。
外壁タイルのメンテナンスに悩んでいる方はぜひご覧ください。
□タイル塗装は必要なの?
*タイル塗装の必要性
外壁タイルは、無機質の材料で作られた外壁材です。
土や石などの自然界から奪った原材料を使用することにより、劣化が少なく耐久性が高いと言われています。
しかし、常に紫外線や風雨の影響を受けるため、汚れや色あせが生じます。
そのような場合、美観を整えるためにメンテナンス塗装が必要になる場合があります。
*タイル塗装のメリット
外壁タイルは、耐久性が高く塗装の必要がない外壁材ですが、塗装することによって美観を整えることも可能です。
外壁タイルを使用する上で塗装の検討をする際は、メリットを把握することが大切です。
1.耐久性がアップする
タイルは、耐久性が高く汚れに強いため、塗装する必要は通常ありません。
しかし、タイル目地を争うモルタルは劣化が速いためメンテナンスが必要な素材です。
タイル塗装を行うことにより、モルタル部分も保護され、全体的な耐久性が向上することが期待できます。
近年、異常気象や環境汚染の影響により、タイルに対するダメージが増加しています。
2.美観を整え、印象が変えられる
タイルを塗装すると、タイルの外観が回復し、見た目がリフレッシュされます。
適切な塗料を選択することで、住まいの外観の印象も変えることも可能です。
長く住んでいる住まいなら、タイルに塗装することで、新たな活力を得られますよ。
全体として、タイル塗装は住まいの外観を美しく保つための効果的な解決法です。
□タイル塗装の際の注意点とは?
1.塗料はタイル用のものを選ぶ
タイルの塗装前の準備も大切です。
タイルの表面に残っている汚れや油分などを落とし、表面をキレイにしてから塗装を行いましょう。
さらに、塗装する前にタイルの状況を見て、補修が必要な部分があれば補修を行いましょう。
これにより、塗装後に剥がれなどの問題を防げます。
塗装の質を保つためにも、認可した技術者に任せることをおすすめします。
正しい手法を使って塗装を行っていれば、長持ちする綺麗な外壁タイルが手に入ります。
2.色分け塗料ではなくクリヤー塗料を選ぶ
タイルの外壁に塗装する際は、透明なクリヤー塗料を使用することがおすすめです。
色付きの塗料は使わない方が良いです。
見た目を整えたいのであれば、透明なクリヤー塗料を使用することが一番良い選択です。
3.DIYではなくプロに依頼する
自分で塗装を行ってしまうと、不具合やトラブルが発生した際に責任が負いにくくなってしまいます。
プロに依頼することで、高品質な仕上がりと保証が得られます。
美観を回復したと思っても、自分で行うことは避けましょう。
□タイルのメンテナンスにかかる費用とは?
*タイル塗装にかかる費用
タイル外壁の塗装には、業者に依頼することをおすすめします。
費用の目安は、30坪(120送金)程度の住まいで70万円から100万円程度です。
塗料によっても異なりますが、アクリル塗料が1,000円から2,000円、ウレタン塗料が1,500円から2,500円、シリコン塗料が2,000円から3,500円、フッ素塗料が3,500円から5,000円程度です。
詳細な費用については、必ず業者に見積もり取って確認してください。
*劣化症状別のメンテナンス方法
1.汚れ
まとめて タイル外壁の汚れには、高圧洗浄が最も効果的なメンテナンス方法です。
10年経つと汚れが溜まっていくため、定期的に高圧洗浄を行っていません。
手の届く範囲であればご自身でも洗浄できます。
汚れが落ちにくい場合はタイル専用の中性洗剤を使用しましょう。
2.目地のひび割れ
タイル間のつなぎ目のモルタルは、時間の経過とともに劣化して使用上の問題が生じます。
このため、タイル間のつなぎ目は定期的なチェックと、必要に応じた交換・補修作業が推奨されています。
3.タイルの浮き
タイルを接着するモルタルや接着剤が劣化してくると、タイルの接着原因が少なくなり、浮きとなってしまいます。
このような問題を早期発見するためには、定期的なプロの点検診断が推奨されます。
タイルの浮きが見た目ではわかりにくい場合もありますので、適切なメンテナンス方法を行うためには、早めに発見することが大切です。
4.タイルの剥がれ
タイルの浮きを無視するとタイルの剥がれが起こり、当然、補修が必要になる可能性があります。
そのため、定期的な点検診断を行い、早期発見して対応することが大切です。
5.タイルのひび割れ
タイルは地震や衝撃によりひびが発生することがあります。
このまま放置すると、ひびに汚れが付着し見た目が悪くなります。
状態に応じた補修方法を決定するためには、プロに点検診断を依頼することが大切です。
□まとめ
外壁タイルは外壁材の中で特にメンテナンスがいらない素材です。
しかし、新築の見た目を永遠に保持し続けられるわけではありません。
汚れ、ひび割れ、剥がれなど劣化が生じることがあります。
ご自身のお住まいに劣化症状があらわれていないのか一度プロに点検してもらいましょう。
外壁の点検、メンテナンスをご検討中の方はぜひ当社にご相談ください。