せっかく塗装するなら色分けしたい方、注意してください。
1色よりも2色の方が、2色よりも3色の方が色同士の相性や分け方など気にする点が多くなり、失敗する可能性が高くなります。
しかし、怖がる心配は一切ありません。
今回の記事では色分けする際のポイントと注意点をご紹介します。
ぜひこの記事を参考にして外壁の色選びを成功させましょう。
□外壁をツートンカラーで色分けする時のポイントとは?
1.2色の比率は6対4から7対3にする
2色使用する際には外壁を占める色の割合に注意しましょう。
2つ目の色をアクセントカラーに使用する以外は6対4から7対3の比率を守るようにしましょう。
2.同系色を組み合わせると失敗が少ない
相性の悪い色を選んでしまうとそれぞれがどれだけ好みの色であったとしても外観がちぐはぐになってしまいます。
色に失敗してしまうと次の外壁塗装まで納得のいかない外観でいないといけません。
そんな失敗を起こさないようにするためには2色を同系色でまとめると良いでしょう。
例えば、白とグレー、グレーと黒、クリーム色とブラウンなどがおすすめです。
3.セパレーションカラーで引き締める
同系色を使っても上手に色がまとまらない場合があります。
配色のコントラストが強すぎる場合によく起こります。
そんな時は2色の間にセパレーションカラーを入れてみましょう。
色の境界に別の色を差し込むだけで見た目が引き締まり、印象的なイメージに仕上げてくれます。
セパレーションカラーには他の色と喧嘩しない白や黒がおすすめです。
4.3色を使う場合も比率に注意
セパレーションカラーを使う場合、外壁塗装に3色使うことになります。
3色使う場合であっても2色と同じくまとまりのある見た目にするには比率が重要です。
塗装面積が最も大きいベースカラーと呼ばれる部分は外壁の6割から7割、次に広い面積を占める色はアソートカラーと呼ばれ2割から3割程度を占めます。
アソートカラーはベランダやバルコニーなどの色を変えて広がりのある見た目にする場合によく用いられます。
玄関やドア、窓枠などワンポイントとして使用する3色目のアクセントカラーは1割程度に収めておくようにしましょう。
5.淡いカラーや落ち着いた色合いを選ぶと安心
家が浮いてしまうことを避けたい方はできるだけ淡い色を採用するようにしましょう。
たとえば、白やクリーム色、淡いピンクなどがおすすめです。
6.付帯部との相性を忘れないようにする
家の印象は外壁単体で決まるものではありません。
屋根や雨樋などを含めた外観全体で決まるものです。
付帯部との色も気にしながら統一感のある色を選ぶようにしましょう。
□外壁に合う屋根の色選びのパターンとは?
1.同系色で合わせる
外壁のポイントも屋根の色選びに通じてきます。
同系色を選べばあまり失敗にならず全体にまとまりがでます。
同系色でも外壁よりも少し暗い色を選ぶとバランスが良くなるでしょう。
家にぬくもりを感じたい方は屋根に暖色系を選んでみましょう。
ブラウン系が暖かみを出しながらも家に重厚感が溢れてくるためおすすめです。
2.外壁が白なら屋根は明るくする
外壁に白色を選んだ時、屋根も同系色にしてしまうと、なんとなく個性のない外観になってしまいます。
家に個性を出すため屋根には明るい色を選んでみてはいかがでしょうか。
明るい色は見た目に高級感を出してくれますし、遮熱の効果もあります。
3.色味のある外壁には無彩色の屋根
先ほどと逆のパターンです。
外壁に個性を出した方はその個性を邪魔しないよう、屋根は無彩色でまとめてみましょう。
明るい外壁の色を使っても見た目がごちゃごちゃせずにまとまって見えます。
□色選びにおける注意点とは?
1.色見本は大きいものを使う
色は占める面積によって見え方が変わります。
小さい見本で決めてしまうと塗装後、イメージと違うなんてことになります。
そんな失敗を避けるために、実際に外壁に少し塗装してもらったり、できるだけ大きい見本を出してもらったりするようにしましょう。
また、どんな光の下で見るかによっても見え方が異なります。
部屋の中で見るのではなく、太陽光の下で見るようにしましょう。
2.ツヤ
色以外に家の印象を大きく左右するのがツヤです。
大きく分けるとツヤにはツヤあり、ツヤ消しがあります。
それぞれメリット・デメリットがあります。
ご自身の理想に合っているのがどちらなのか気になる方は当社にご相談ください。
3.周りの景観についても考える
近隣との空気感と大きく異なる色を選んでしまうと景観が損なわれる可能性があります。
一部の地域では塗装できる色が制限されている場合もあります。
自治体にガイドラインがあるのか塗装する前に確認しておきましょう。
4.カラーシミュレーションの注意点
実際の色を忠実に再現できるわけではありません。
カラーシミュレーションだけで判断しないようにしましょう。
□まとめ
外壁塗装で色分けする際に失敗しない方法をご紹介しました。
・比率
・色の種類
・付帯部との相性
これらを忘れないようにしましょう。
1色よりも気を付ける点が多い色分けですが、上手に選べば個性的でおしゃれな家に仕上がります。
次の外壁塗装までの10年程、満足できる外観にするために納得のいく外壁塗装を行いましょう。
外壁塗装をご検討の方はぜひ当社にご連絡ください。