施工前
施工後
◆地域 磐田市 ◆建物詳細 戸建て 木造 ◆築年数 築10年 ◆施工期間 6月下旬~8月上旬
◆工事内容 屋根塗替え=シリコン塗装 外壁塗替え=ラジカルシリコン塗装
◆工事場所 屋根・外壁塗装塗替え、その他(樋・破風・鉄部・基礎) 一式塗装
◆お客様の声
新居も10年経ち外壁の傷みも気になってきた所にチラシを見ました。誠実な会社と一目で気に入りました。
やって良かったです。毎日安心して暮らせます。と、同時に毎日家を眺めてしまいます。
屋根の雨漏りは、住んでいる人にとって深刻な問題です。
せっかく屋根塗装をしたのに、雨漏りが止まらないとがっかりしますよね。
「屋根塗装で雨漏りが止まらないのはなぜ」
「一体どうすれば雨漏りを直せるの」
この記事では、屋根塗装で雨漏りが止まらない理由と、適切な雨漏り対策について解説します。
雨漏りの原因が分からず、費用対効果の高い修理方法を探している家主さんは、ぜひ最後まで読んでみてください。
屋根塗装は、雨漏りを止めるための方法ではありません。
屋根塗装の主な目的は、屋根材の保護、美観の維持、機能性向上です。
雨漏りを解決するには、適切な対策が必要になります。
屋根塗装で雨漏りが止まらない理由は、大きく分けて3つあります。
1:塗料自体に防水性能はない
屋根塗装で使われる塗料は、撥水性能はあっても防水性能はありません。
撥水とは、水をはじくことです。
撥水加工の服のように、ある程度の雨量であれば表面ではじかれて水が外に排出されます。
しかし、大量の雨を受けると水を通してしまう可能性があります。
一方、防水とは、水を防ぐことです。
学校のプールの青い部分のように、防水された箇所は基本的には劣化しない限り水を通しません。
雨漏りは塗装で止まると思っている人は、撥水と防水の違いを理解していないことが多いです。
2:屋根塗装ではひび割れは直らない
屋根や外壁から雨漏りする原因として多いのが、ひび割れから雨が浸入するケースです。
ひび割れを塞げば雨漏りが直ると思いがちですが、塗装ではひび割れは直せません。
塗料には、物と物をくっつける性質がなく、ひび割れを塞ぐことは本来の目的ではありません。
小さなひび割れ(幅0.3ミリメートル未満のヘアクラック程度)であれば塞がる場合もありますが、雨漏りの原因となるひび割れはもっと大きいことが多いです。
また、一時的に雨漏りが止まっても、ほぼ確実に繰り返します。
3:屋根は雨を100%遮断できない
屋根を取り替えれば雨漏りが止まると思う人もいるかもしれません。
しかし、そうとは限りません。
建物は、屋根だけで雨漏りを予防しているわけではありません。
建物はもともと、少量の雨が屋根の内側に入ってしまう構造になっています。
屋根は多くの雨を遮断していますが、完全に雨を防ぐことはできません。
そのため、雨漏りが発生する可能性は常にあります。
雨漏りを解決するには、まず原因を特定することが重要です。
原因が特定できれば、適切な修理方法を選択できます。
雨漏りの原因別に適切な修理方法をまとめました。
1:屋根材の劣化
スレートやセメント瓦など、経年劣化によってひび割れや破損が発生している場合は、屋根材の修理または交換が適切な修理方法です。
2:防水シートの劣化
防水シートが破れていたり、剥がれていたりする場合、 防水シートの補修または交換が適切な修理方法です。
3:雨どい詰まり
雨どいが詰まって水が流れず、屋根に水が溜まっている場合は、雨どいの清掃または修理が適切な修理方法です。
4:シーリングの劣化
建物の隙間を埋めるシーリングが劣化し、そこから水が浸入している場合はシーリングの打ち替えが適切な修理方法です。
5:その他
上記の他に、屋根の構造上の問題や、施工不良など、様々な原因が考えられます。
専門業者に診断してもらい、適切な対策を検討しましょう。
屋根塗装は、雨漏りを止めるための方法ではないため、その点では注意が必要です。
雨漏りを解決するには、原因を特定し、適切な修理方法を選択することが重要です。
この記事が、雨漏りでお困りの方の参考になれば幸いです。
外壁材の選択は、住まいの長期的なメンテナンス計画において重要な決定事項です。
外壁塗装の頻度を最小限に抑えつつ、住まいの美観と機能性を維持したいと考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、外壁塗装が不要な素材の選択肢と、適切なメンテナンスの重要性について解説します。
1:タイル
タイルは高温で焼き固めた無機物であり、雨や日差しに強い特性を持っています。
傷や汚れにも強く、天候による劣化が少ないため、基本的に塗装の必要がありません。
しかし、タイルを接着する素材や目地に使われるモルタルやセメントは劣化しやすいため、定期的な目地の補修が必要です。
2:レンガ
レンガは泥や粘土を高温で焼き固めた素材で、外壁塗装の必要がありません。
耐用年数は50年以上とされ、水の吸収が少ないため割れや伸縮の問題が起こりにくいのが特徴です。
しかし、レンガの目地に使われるモルタルの劣化には注意が必要です。
3:樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは塩化ビニルで作られた外壁材で、耐水性と耐久性に優れています。
高い耐水性により、水分による膨張や劣化が起こりにくく、外壁塗装の必要がありません。
しかし、施工時の接合部分の処理が適切でないと、隙間から水が浸入する可能性があります。
4:ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムでコーティングされた鋼板で、優れた耐食性を持っています。
塗装の必要がなく、50年以上の長期耐久性が期待できます。
しかし、施工時の接合部分の処理と、表面の傷や汚れの定期的な点検が重要です。
1:雨漏り
外壁塗装の劣化やコーキングのひび割れを放置すると、雨水が建物内部に浸透し、雨漏りを引き起こします。
屋根材の破損も雨漏りの原因となるため、早期発見と補修が重要です。
雨漏りが進行すると、補修範囲が広がり、費用と時間がかかってしまいます。
2:爆裂現象
湿気の多い場所で外壁のひび割れを放置すると、水分が内部に染み込み、温度変化による膨張と収縮を繰り返します。
鉄筋が入った構造の場合、サビによる膨張も加わり、壁面が裂けて崩れ落ちる爆裂現象が起こる可能性があります。
爆裂現象が発生すると、塗装のみでは補修できず、大規模な工事が必要となります。
3:定期点検の重要性
外壁の問題を早期に発見し、適切なタイミングで補修するためには、定期的な点検が不可欠です。
専門業者による建物診断を受けることで、目の届かない場所の劣化具合を見極められます。
外壁塗装の塗り直しは10年以上不要な場合もありますが、目地やコーキングの劣化は早いため、こまめなチェックが大切です。
外壁塗装が不要な素材として、タイル、レンガ、樹脂系サイディング、ガルバリウム鋼板が挙げられます。
これらの素材は優れた耐久性を持ちますが、施工時の処理や目地の補修など、適切なメンテナンスが必要です。
一方、外壁塗装を放置すると、雨漏りや爆裂現象などのリスクが高まります。
定期的な点検と早期の補修が、住宅の長期的な維持管理には欠かせません。
外壁材の選択とメンテナンス計画は、専門家のアドバイスを参考に、慎重に検討することをおすすめします。