外壁塗装の耐用年数はどれくらい?長持ちさせるための方法もご紹介します!

外壁塗装は見栄えだけでなく、耐用年数を考えて選ぶのが大切です。
外壁塗装の耐用年数は、使用する材料によって大きく変わるだけでなく、塗装後の管理も重要です。
そこで今回は、外壁塗装の塗料ごとの耐用年数と、外壁塗装を長持ちさせる方法をご紹介します。

□外壁塗装の耐用年数とは?

外壁塗装の耐用年数とは、雨風や紫外線などから建物を守れる期間を指します。
つまり、外壁塗装後から外壁に劣化症状が現れ始めるまでの年数のことで、使用する塗料や塗装方法によって大きく異なります。

建物の立地条件や周囲の環境などにより変動するため、あくまで目安ですが、塗装や補修の重要な判断材料となります。

1.ウレタン塗料

耐用年数は約6〜10年と短めですが、他の塗料より安価なため費用を抑えられます。

2.シリコン塗料

耐用年数は8〜15年で、最も人気の塗料です。
価格が高い分耐用年数も長く、塗り替える頻度が下がるため、長い目で見ても優れた塗料だと言えます。

3.フッ素塗料

耐用年数は約10〜20年と長く、その分価格もシリコン塗料より高くなります。
より塗り替え頻度を減らしたい方におすすめです。

□外壁塗装を長持ちさせる方法とは?

1.定期的に掃除する

外壁塗装が汚れたまま放置すると、塗料の性能が落ち耐用年数が短くなる原因になります。
定期的に布やスポンジで優しく汚れを落とし、できる限り長く耐久性を保てるよう気をつけましょう。

2.耐用年数の長い塗料を使用する

当然、耐用年数の長い塗料を使用して外壁を塗装すれば、外壁の耐用年数は長くなります。
フッ素樹脂を配合したフッ素塗料は特に耐久性に優れ、約10〜20年ほど耐用年数があります。
価格は高いですが、その分塗り替えの頻度が他の塗料に比べ少ないため、塗り替えが面倒な方におすすめです。

3.耐用年数の長いシーリング材を使用する

シーリング材とは、ボードやパネルを貼り付ける際にできる外壁材同士の隙間を埋めるために塗る液体のことです。
耐用年数の長いシーリング材を使うことで、隙間からの雨水や汚れの侵入やひび割れを防げるのです。

通常のシーリング材の耐用年数は約7〜10年ですが、15年以上耐久性を保つシーリング材もあるため、塗装の際に業者に相談するのをおすすめします。

4.技術力の高い業者に依頼する

耐用年数の長い塗料やシーリング材を使用しても、施工業者の技術力が低ければ十分な効果を発揮できません。
業者の工事の実績や外壁塗装の資格の有無、施工方法などを確認するようにしましょう。

当社は、静岡県西部で外壁塗装を行っています。
3000件以上の工事実績があり、一級技術士が指導しているほか、外壁や耐候性に優れた外壁塗装で、小さな塗り直しにも対応するなどアフターサービスも充実しています。
是非お気軽にご相談ください。

□まとめ

今回は外壁塗装の耐用年数の概要と様々な塗料の耐用年数、外壁塗装を長持ちさせるための方法について解説しました。
価格の高さと耐用年数の長さはほとんど比例するため、自分のニーズと予算に応じて選ぶことが大切です。

また、セルフメンテナンスとして定期的に外壁を掃除すると、塗料本来の耐久性を発揮できます。
外壁塗装に優れた業者を選び、塗装の時点で耐用年数の長い塗料やシーリング材を選ぶのもおすすめです。

モルタルの外壁塗装の特徴とは?メリットとデメリットも併せて解説します!

外壁の塗装方法には多くの種類があり、仕上がりが全く異なるため悩まれる方も多いのではないでしょうか。
中でも、唯一無二の風合いや美しさを求める方には、モルタルの外壁塗装がおすすめです。

今回は、モルタルの外壁塗装の特徴と、メリット・デメリット・劣化症状について解説します。

□モルタルの外壁塗装の特徴とは?

モルタルとは、セメントと砂に水を混ぜて作るもので、外壁塗装の際は一軒ずつ手作業で丁寧に塗っていくのが特徴です。
サイディングやタイルとは違い、同じ仕上がりになる外壁がなく、作業員の高い技術が必要となります。

さらにサイディングによる目地ができないため、継ぎ目のない美しい仕上がりになり、技術次第で模様やパターンをお客様の希望に沿った仕上がりに変更できるのも特徴です。

□モルタルの外壁のメリットとデメリットは?劣化症状についてもご紹介!

*メリット

パターンや色が事前に決まっているサイディングやタイルと違い、いちから手作りするためデザインや色、風合いを自由に決められ、唯一無二の外壁を形にできます。

さらに、見た目を自分好みにできるだけでなく、複雑な形状の外壁にも比較的自由に施工できるのも大きな魅力です。
サイディングやタイルなどの場合、複雑な形状の外壁に施工するには、まずその形に材料を加工するための費用が生じますが、モルタルの場合はどんな形状でも追加費用なしで済むのです。

*デメリット

モルタルの外壁は、ひび割れが起こりやすいというデメリットがあります。
紫外線や浸水、建物の揺れや歪みなど原因は様々ですが、ひび割れが起こると住まいに危険が及ぶため、深刻な場合は塗り替えなければなりません。
また、吸水性が高く、外壁の内部で水が移動しやすいため強度の劣化につながってしまいます。

*モルタルの外壁の劣化症状

定期的なメンテナンスや塗り替えは必要ですが、モルタルの塗り替えを検討する際の指標として劣化症状を知っておくと便利です。

1.ひび割れ

上記の通り、モルタルの外壁はひび割れしやすく、そのひび割れの種類によっても補修方法が異なります。
ヘアークラックと呼ばれる、モルタル外壁の乾燥によって生じた0.05~0.3mm未満の浅く小さなひび割れは、経過観察を行いつつ、通常の塗装でカバーしましょう。

一方で構造クラックと呼ばれる、外壁や建物の構造まで深くひび割れている場合は、腐食や害虫の侵入の恐れがあり、外壁の強度を著しく落としてしまうことがあります。
この場合はシーリング剤の重鎮後、追従性の高い塗料で保護するようにしましょう。

2.浮きや剥がれ

モルタルの浮きは下地剤との間に接着剤を流し込むことで解決できますが、何もせず放置するとモルタルが剥がれてしまい、見た目が悪くなるだけでなく、外壁を保護できなくなることで怪我を招くことがあります。
剥がれた部分のみの補修もできるため、なるべく早く対処しましょう。

3.カビやコケ

カビやコケは安全性や耐久性に危険を及ぼすわけではありませんが、見栄えや衛生的に良くないため掃除や塗り替えを検討するのがおすすめです。

□まとめ

今回はモルタルの外壁塗装の特徴と、メリット・デメリット・劣化症状を紹介しました。
モルタル外壁はセメントと砂に水を加えたもので塗装する方法で、全て手作業のため技術が必要です。
唯一無二の美しい仕上がりと自由なデザイン・色・風合いを実現でき、塗装場所を選ばないのがメリットです。

しかし、ひび割れが起こりやすく吸水性が高い点がデメリットと言えます。
紹介した劣化症状を元にメンテナンスや塗り替えを行うようにしましょう。

外壁の塗り替えを検討している方必見!防水工事は必要?

屋根の防水工事をしている方は多いかもしれませんが、外壁にも防水工事が必要だとご存じでしょうか。
つい後回しにしてしまいがちですが、住まいの安全を確保するために重要な工事の1つです。

そこで今回は、外壁に防水工事が必要な理由と、防水工事の種類とそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

□なぜ外壁に防水工事が必要?

外壁の防水工事は、住まいの寿命を延ばすためには欠かせない工事です。
雨漏りは屋根からだけでなく、外壁からも発生します。
外壁のひび割れを放置してしまい、外壁内部の防水シートが破損することで内部に雨水が染み込み、腐敗や雨漏りの原因となるのです。
これらは、住まいの耐久性を著しく低下させ、工事になっても多額の費用が必要になってしまいます。

ほとんどの外壁には元から防水対策が施されていますが、年々その効果は衰えていくため、外壁に防水塗料を塗ることで外壁の防水性を保ち、建物の安全を守ることが重要なのです。

□防水工事の内容と種類を紹介!それぞれのメリットとデメリットは?

*塩ビシート防水

塩ビシート防水とは、塩化ビニルでできたシートを貼り付け、防水層を作る工事のことを言います。
塩ビシート防水のメリットとしては、防水工事の中でも最も耐久性に優れ、短期間で広範囲の施工が可能な点があげられます。
さらに、下地の劣化状態に影響されず、定期的なメンテナンスが不要な点も魅力的です。

その一方でやや施工費用が高額で、シートの継ぎ目が見える点がデメリットと言えます。

*ウレタン防水

ウレタン塗料を使用するため、外壁の形状が複雑な場合や凹凸がある場合も施工できます。
ウレタン防水のメリットは、防水工事の中で最も安価で、塗料を使用するため行程がシンプルな点です。

デメリットとしては、他の防水工事に比べ耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要な点や、湿気による塗膜のめくれや割れが発生しやすい点があげられます。

*FRP防水

FRPとは、樹脂にガラスの繊維などを加え強度を高めたプラスチックのことです。
一般的にベランダや浴室に使用されています。
メリットとしては、ウレタン防水より防水性が高いうえに軽量な点や、強度が高く耐久性に優れている点があります。

しかし、施工時の匂いや費用が高額な点や定期的なメンテナンスが必要な点、湿気による塗膜の浮きが発生する点やひび割れに弱い点などがデメリットと言えます。

□まとめ

今回は、外壁に防水工事が必要な理由と、防水工事の種類・メリット・デメリットを「紹介しました。
外壁は、屋根と同じく雨漏りしやすく、中に水が侵入すると建物に危険が及ぶため、外壁の防水工事は重要です。
防水工事にはいくつかの種類があるため、外壁の形状や予算に合わせて適した工事方法を選択しましょう。

屋根塗装におすすめの色や色の選び方をご紹介します!

住まいの外観の要である屋根。
屋根の印象は、住まい全体の印象に直結するといっても過言ではありません。
今回は、屋根塗装におすすめな色と、その選び方についてご紹介します。
屋根塗装を検討している方、色選びで悩んでいる方は必見です。

□屋根塗装におすすめの色について

屋根塗装では、汚れを目立たなくすることから、暗めの色が選ばれることが多いです。
ここでは、屋根塗装におすすめの色として、人気な暗めの色を4色ご説明します。

・グレー

黒と白が混ざってできる「グレー」は無彩色と呼ばれ、汚れが目立ちにくい色として、屋根塗装の際に選ばれることが多いです。
周囲の住まいと馴染みやすく、基本的にどのような色の外壁とも合うため、非常に使いやすい色であること間違いありません。

・ブラウン

温かみがあり、落ち着いた色の代表ともいえるブラウンは、明るい印象の住まいになることから選ばれることが多いです。
ブルーやネイビーといった寒色の外壁にも合うため、グレーと同じく使いやすい色の1つです。

・グリーン

木々に囲まれた場所で、保護色として力を発揮するのがグリーンです。
グリーンは自然色であることから、深緑のような落ち着いた色を選べば、グレーやブラウン同様に悪目立ちする心配はないでしょう。

・ブラック

屋根の色に、濃い色であるブラックを選ぶことで、住まい全体に高級感や統一感を持たせることに繋がります。
外壁と屋根の色でメリハリを付けたい方は、ブラックを取り入れてみてはいかがでしょうか。

□色を選ぶ際に押さえておきたいポイントについて

*バランス

屋根の色を選ぶ際には、外壁とのバランスを考える必要があります。
この際、メリハリと調和の両方について意識しなければなりません。

例えば、外壁と屋根の色を似たような色にした場合、調和は取れていますがメリハリがなく、見た目がのっぺりとした印象を与えてしまいます。
そして、屋根の色は外壁だけでなく、近隣の住まいの屋根とのバランスも考える必要があります。

たとえ好みの色を選んだとしても、周囲の屋根の色とかけ離れていた場合、調和がなく景観を損ねることに繋がります。
浮いた印象を与えないためにも、周囲とのバランスも大切にしましょう。

*見え方

屋根塗装の色を決める際は、ほとんどの方が色のサンプルを見た上で決めるでしょう。
そこで忘れてはいけないのが、室内と屋外では色の見え方に差が生まれることです。

屋根の色は、天候によっても見え方が異なります。
屋外で見ることを踏まえた上で、1トーン明るくしたり暗くしたりして色の調整を行いましょう。

*付属効果

屋根は、選ぶ色によっては、遮熱効果と呼ばれる太陽の光を反射する機能を持たせることが可能です。
明るい色であればあるほど太陽の光を反射するため、最も遮熱効果の高い色は白色です。

□まとめ

今回は、屋根塗装におすすめな色と、その選び方についてご紹介しました。
屋根の色は、好きな色だからといって、むやみに色を選択すると景観を損なうことに繋がります。
屋根塗装の際には、バランスとメリハリ・調和を意識した色選びが大切です。

屋根塗装には水性と油性塗料のどちらがいい?それぞれの特徴を解説!

今回は、屋根塗装に使用する水性塗料と油性塗料の特徴についてご紹介します。
屋根塗装を検討している方で、2つの塗料の違いについて確認しておきたい方や、水性塗料と油性塗料のどちらを使うべきか迷っている方は必見です。

□水性塗料と油性塗料のそれぞれの特徴について

水性塗料と油性塗料。
絵を描く際に使用する絵具の延長で、なんとなく特徴の差の想像がつく方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの塗料の特徴についてご説明します。

*耐久性

一般的には、油性塗料の方が耐久性に優れているといわれています。
油性塗料の特徴は、耐久性の高い塗膜にあります。
日光が直接当たる屋根や、塩害にあう可能性のある海岸沿いの地域では、油性塗料がおすすめです。

*費用

水性塗料と油性塗料では、かかるコストも異なります。
性能の高い油性塗料の方が単価は高い上に、希釈材として使用する塗料用シンナーの費用もかかります。
コストの面だけで考えるなら、水性塗料の方が優れているといえるでしょう。

*保管方法

水性塗料と油性塗料では、保管方法の制限に差があるため、使用後の保管には注意が必要です。
引火性が低い水性塗料は消防法においての制限はありませんが、油性塗料は危険物として消防法で定められているため、保管の際には倉庫の範囲や塗料の量に制限があります。

□屋根塗装において水性塗料と油性塗料はどう使い分ける?

塗料の特徴の違いは分かったけど、実際に何をどう使用するのか分からない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、どのような場面で水性塗料と油性塗料を使い分ければ良いのかについてご説明します。

屋内での作業やニオイが気になる方は、水性塗料を使うことをおすすめします。
近年、水性塗料の性能の発達は目まぐるしく、油性塗料の性能に劣らないものも多く開発されています。
水性塗料も種類によっては、金属部分に塗ることも可能なため、水性塗料の活躍の幅は広がりつつあります。
ニオイに敏感なお子様がいるご家庭や、化学物質のアレルギーが見られる方は、水性塗料を使うことをおすすめします。

一方で、耐久性の高さにおいては油性塗料を上回るものはないため、性能の高さをお求めの方は油性塗料を使用すると良いでしょう。
光沢のある仕上がりにも油性塗料は欠かせません。
ただし、希釈材としてシンナーを使うことから、大量に使用すると環境に影響を与えかねないため注意が必要です。

□まとめ

今回は、屋根塗装に使用する水性塗料と油性塗料の特徴についてご紹介しました。
屋根塗装において、水性塗料と油性塗料では特徴が大きく異なります。
水性塗料の使用できる幅が大きく広がっていることを踏まえて、状況に合わせた塗料を選ぶと良いでしょう。
塗装する部分や季節に合わせて、使用する塗料を変えてみても良いかもしれませんね。

足場なしで屋根塗装はできる?屋根塗装に足場が必要な理由をご紹介します!

屋根塗装を検討しているけど、費用を考えると今すぐに行うのは躊躇してしまう。
そう感じている方も少なくはないでしょう。

今回は、屋根塗装の際に足場が必要な理由と、足場がない場合のデメリットについてご紹介します。
屋根塗装をなるべく費用を抑えて行いたい方、費用を抑える方法として足場を設置しないことを検討している方は必見です。

□屋根塗装に足場が必要な理由について

足場なしでの屋根塗装は、たしかに費用の削減に繋がります。
では、実際に屋根塗装において足場は必要ないのでしょうか。
ここでは、足場が必要な理由を3つご説明します。

*法律での規定

「労働安全衛生規則」において、足場の設置が必要だと定められています。
ただし、勾配のない平たい屋根の塗装や、無足場工法を採用する際には設置が必要でない場合があります。
屋根塗装の作業では、高所での作業が必要となるため危険が伴います。
そういった危険から作業員の身の危険を守るためにも、足場の設置が必要不可欠です。

*周囲への配慮

屋根塗装で使用する塗料や高圧洗浄の水・汚れが、周囲のお住まいに付着することを防ぐため、作業前には養生シートを足場に張ります。
この養生シートは飛散防止の役割を果たすと共に、周囲のお住まいへの視線の配慮の働きも兼ね備えています。

*クオリティの高さ

足場のない状態での作業は、姿勢の不安定さや身の安全確保への意識から、丁寧な作業を行えない可能性があります。
作業後の仕上がりの質のためにも、足場の設置は必要です。

□屋根塗装を足場なしで行うデメリットについて

ここでは、足場を設置せずに行った場合に発生するリスクについてご説明します。

まず、足場を設置しないことは、屋根塗装の作業を不安定な状態で行うことを意味します。
安定した足場は、安定した丁寧な作業・作業効率の高さに繋がります。
作業のしやすさ、そして仕上がりの質のためにも、足場は必要です。

次に、前述したように、足場は養生シートを張るためにも使用されます。
足場と養生シートがないと、高圧洗浄で出た汚れや水、そして塗装に使用する塗料が周辺の住まいに飛び散る原因となります。
周囲への優しい作業のためにも、足場は必要なのです。

最後に、そもそもの話として、無足場工法を採用する場合や平坦な屋根での作業を除いては、足場の設置が「労働安全衛生規則」において定められています。
この規則は、作業員と作業を行うお住まい周辺の安全確保のために作られたものです。
作業中に転落事故や道具の落下による事故を引き起こさないためにも、足場の設置は例外を除いて行わなければなりません。

□まとめ

今回は、屋根塗装の際に足場が必要な理由と、足場がない場合のデメリットについてご紹介しました。
平坦な屋根の塗装と、無足場工法を使用する場合を除いて、屋根塗装を行う際に足場が必要な理由がわかったでしょうか。

屋根塗装での足場は、塗装作業の質の向上や、周辺のお住まいに迷惑をかけないための働きを担っています。
屋根塗装全体のコスト削減も大事ですが、それ以上に大切にしなければならないことがあることを留意しておきましょう。

屋根塗装における下地処理の方法や重要性について解説します!

戸建ての住まいには、定期的な屋根塗装の塗り替えが必要。
そう聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、屋根塗装を行う前の下地処理について、その方法と重要性をご紹介します。
屋根塗装を検討されている方、屋根塗装の下地処理から工程を把握したいと考えている方は必見です。

□屋根塗装における下地処理の方法について

ここでは、下地処理の方法について3つの段階からご説明します。

1.汚れを落とす作業

屋根塗装の下地処理は「高圧洗浄」で、カビやコケといった汚れを落とすことから始まります。
この際、塗膜の状況によっては、トルネードノズルと呼ばれる洗浄用のノズルを使用して古い塗膜を剥がします。

高圧洗浄が終わったら、「ケレン作業」といわれる手作業の工程に入ります。
電動工具や紙ヤスリを使用して、サビ・カビと古い塗膜を剝がします。
トタン屋根を使用している住まいではサビが発生しやすいため、特に入念にサビ落としが行われます。

2.補修作業

雨漏りの原因となる、屋根のひび割れを補修するために行われるのが「コーキング補修」です。
屋根のひび割れが軽度な場合は、コーキング材を充填するだけで済みますが、一般的には2種類の方法で補修が行われます。

・増し打ち
元から屋根に施されているコーキング材に、追加で新しく補充する方法です。

・打ち替え
元々施されているコーキング材を全て取り除いたうえで、新しいコーキング材を入れる方法です。
雨漏りと見た目の維持のためにも、屋根の状態に合わせた補修を行うことが大切です。

3.ならす作業

屋根に使用する屋根素材によっては、固定の際に釘やタッカーと呼ばれる大型のホッチキスのような工具を使用します。
その際、釘やタッカーを打ち付けた部分には、どうしても凹み・くぼみ・出っ張りができてしまい、塗装時に色ムラや液ダレが発生する原因となります。

そこで、できるだけ屋根を平滑にするために行われるのが「パテ埋め」です。
速乾性と乾燥後に硬化する性能をもつ、粘土状のパテでならすことにより、屋根は平滑にできます。

□下地処理の重要性について

では、下地処理を行わないと、どのような影響が見られるでしょうか。
ここでは、下地処理の不備に伴うリスクについてご説明します。

下地処理を行わないことは、塗装の際にムラが発生する原因となります。
元々ひび割れが見られる場合は、特に雨漏りの原因となりやすいため、下地処理は必ず施す必要があります。
汚れを落とす作業が不十分だった場合は、塗料が上手く密着せず、剥離することに繋がります。

古い塗膜が残っていると、塗膜が膨らみ雨水が侵入する原因になってしまいます。
雨漏りやひび割れの悪化を防ぐためにも、塗装の下で目に見えない下地処理だからこそ、丁寧に行うことが大切です。

□まとめ

今回は、屋根塗装の前に施される下地処理の方法や重要性についてご紹介しました。
雨漏りやひび割れから大切な住まいを守るには、下地処理から徹底して作業を行うことが大切です。
屋根塗装の塗り替えの時期を把握した上で、どのように補修を行っていくか検討することをおすすめします。

屋根塗装の流れや高圧洗浄の乾燥時間について解説します!

屋根塗装の施工に入る前に必ず行う「高圧洗浄」。
どのくらいの方が、高圧洗浄の流れについて把握しているでしょうか。

今回は、屋根塗装の大まかな工程と、高圧洗浄にかかる時間についてご紹介します。
屋根塗装を検討していて、高圧洗浄にかかる時間と流れについて把握したいと考えている方は必見です。

□屋根塗装における大まかな流れについて

屋根塗装の流れはなんとなく知っていても、高圧洗浄の流れまで把握している方は少ないのではないでしょうか。
ここでは、屋根の高圧洗浄における大まかな流れについてご説明します。

*準備の段階

屋根の高圧洗浄の作業は、足場の組み立てから始まります。
足場が完成した後は、洗浄水や汚れた水が周辺の住まいに飛ばないよう、飛散防止用のシートを張ります。

*洗浄作業

高圧洗浄の際に必要となる水を用意し、洗浄作業に入ります。
この際、使用する水はお客様の水道をお借りすることがほとんどです。

屋根の洗浄には高圧洗浄機を使用します。
屋根の汚れ状況に加え、塗面の状態を確認しながら、水圧を調整しつつ作業を行います。

*完了後

洗浄作業後は、屋根をしっかり乾燥させます。
乾燥にかかる時間は季節によって前後しますが、約48時間以上かかることがほとんどです。

□屋根塗装における高圧洗浄の乾燥時間について

高圧洗浄を行うにあたって、どのくらいの時間がかかるのか気になる方は多いのではないでしょうか。
ここでは、高圧洗浄後にかかる乾燥時間についてご説明します。

前述したとおり、高圧洗浄の乾燥にかかる時間の目安は48時間以上です。
乾燥に48時間かかることは、基本的に次の日には作業が行えないことを意味します。
乾燥を待たずに次の段階へ移ると、屋根の塗膜がはげる可能性があるため、以下の作業以外は行うべきではありません。

・洗浄後の清掃

高圧洗浄後には、洗浄時に除去した汚れが、周囲の壁や窓に飛んでいる場合があります。
清掃のみだと、塗膜を傷つける確率が低いため、汚れを取る作業であれば行っても問題ないでしょう。

・ビニール養生

屋根塗装を施工する前には、必ず窓やサッシの周りをビニールで養生します。
窓やサッシ周りをビニールで覆うだけのシンプルな作業のため、完全に乾燥しきっていなくても行うことに問題はありません。

・シーリングの除去

外壁がサイディング目地でできている場合は、シーリングの除去のみであれば行っても問題はありません。
もし、新しいシーリング材を入れようと考えている方は、膨れや割れの原因となる可能性が高いため、翌日の作業はおすすめできません。

□まとめ

今回は、屋根塗装の大まかな工程と、高圧洗浄にかかる時間についてご紹介しました。
高圧洗浄の工程は、屋根塗装の作業に入る前に欠かせないもので、塗装の仕上がりを左右するといっても過言ではありません。
機能性の高い屋根にするためにも、その前段階である高圧洗浄は大切にしましょう。

屋根塗装における縁切りの役割やタスペーサー工法について解説します!

今回は、屋根塗装における縁切りの役割について、タスペーサー工法に焦点を当ててご紹介します。
屋根塗装を検討している方、前知識として縁切り工法の中でもタスペーサー工法について知りたい方は、ぜひこの記事をご覧になってください。

□そもそも縁切りとは

「縁切り」のワードを事前に知っていた方は多くないでしょう。
なぜ、屋根塗装の際には縁切りの作業を行うのでしょうか。
ここでは、縁切りとは何か、行わなかった場合の弊害についてご説明します。

「縁切り」とは、簡単に説明すると屋根材同士の間に隙間を作る作業のことです。
スレートを使って作られた屋根は、塗装後に屋根材同士が塗料によってくっつきます。
そのくっついた箇所を塗膜カッター・皮スキといったような道具を使って、剥がしていく工程を「縁切り」といいます。

住まいが新築のときは、スレート同士の間には水が流れるだけの隙間が保たれています。
この隙間は、雨が降った際に水を下へと流す役割を担っており、雨漏りを防ぐためにも重要なものです。
それが、屋根に塗装を施した後では塗料によって隙間が完全に埋まってしまい、水が排出されなくなります。
特に、スレートの先端部分が完全に詰まってしまうと、屋根の内側に水がたまり続けてしまいます。

最初はスレートに染みができていただけで済んだ被害も、放っておくと雨漏りへと繋がるのです。
雨漏りを防ぐためにも、スレートを屋根材として使われている方は、必ず縁切りの作業を行うようにしましょう。

□屋根塗装におけるタスペーサー工法の特徴について

縁切りの重要性は分かったけど、手作業で剥がしていくのは少し不安、と思われる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、タスペーサー工法とは何か、その特徴とともにご説明します。

タスペーサー工法とは、スレートとスレートの間の部分にタスペーサーと呼ばれるストッパーのような働きをする工具を差し込み、意図的に隙間を確保する方法のことです。
その特徴は以下の通りです。

*確実な「縁切り」

タスペーサー工法では、タスペーサーを屋根材と屋根材の間に挿入するだけで、隙間を確保できます。
適切な隙間を作ることは、通気性が良くなることを意味し、雨漏りの危険性を防ぎます。
また、タスペーサーと塗料の相性が良いため、挿入したままでもタスペーサーが目立つことがないのも特徴の1つです。

*作業時間の長さ

一般的に「縁切り」として行われていた作業は、2人がかりで1日を費やすような、非常に作業時間の長い工程でした。
しかし、タスペーサーを使用すれば話が変わります。
タスペーサーを使った縁切りでは、作業にかかる時間が約2〜3時間と短く、全体の工期の短縮に繋がります。

*塗装後の作業削減

屋根塗装においてタスペーサー工法を行う場合は、塗装する前にタスペーサーが挿入されます。
これは、従来の縁切り作業と異なり、塗装後に屋根の上に上がって作業する必要がないことを意味し、屋根に足跡がつくことや破損のリスクを減らすことに繋がります。

□まとめ

今回は、屋根塗装における縁切りの役割について、タスペーサー工法に焦点を当ててご紹介しました。
縁切り作業においての、タスペーサー工法のメリットを把握できたでしょうか。
屋根塗装後の作業を少しでも確実に、短時間で行いたい方は、ぜひタスペーサー工法をご希望ください。

屋根塗装はしないとどうなるのかについて解説します!

外壁と異なり、あまり人目につかないことから、塗装や補修の必要性を感じにくい屋根。
それゆえに、どのようなタイミングで屋根塗装を行うべきなのか、分からない方も多いのではないでしょうか。

今回は、屋根塗装が必要な理由と、行わない場合のリスクについてご紹介します。
屋根塗装を行うか迷っている方、タイミングが分からない方は必見です。

□屋根塗装が必要な理由について

屋根塗装には耐用年数があり、定期的にメンテナンスをする必要があることを把握している方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
ここでは、屋根塗装が必要な理由についてご説明します。

1.機能

屋根塗装をしないことは、防水性や耐候性といった機能を失うことを意味します。
屋根に使用される屋根材の中には、スレートやトタンのように、塗装なしでは防水性や耐候性の機能を持ち合わせていない素材があります。
紫外線や雨風の影響から屋根を守るためには、それらの機能は欠かせません。

2.外観

新築時と比べて屋根のツヤ感がないと感じたら、屋根塗装の塗り替えの時期だと判断して良いでしょう。
実際に、屋根の見た目の変化は、屋根塗装の塗り替えの1つの目安です。

屋根にツヤがないことは、それだけ塗料の防水性や撥水性の機能が低下していることを意味します。
屋根塗装を改めて行うことで、塗料の機能を屋根に持たせることに繋がるのです。

□屋根塗装はしないとどうなる?

ここでは、屋根塗装を行わないことから発生する弊害についてご説明します。

*雨漏りの発生

屋根に施されている塗料の塗膜が劣化し、屋根を守れなくなることが原因で、屋根の中に水分が入り込みます。
屋根と建物の間には、通常防水シートが施されていますが、屋根材から水分が侵入し防水シートに影響することで、雨漏りが発生することに繋がります。
また、雨漏りには弊害があり、雨水の侵入が原因でカビが発生し住まいがカビ臭くなる可能性もあります。

*機能の低下

雨漏りが発生している状態だと、屋根と室内の間にある断熱材にも影響が出ています。
断熱材が機能を失うと、夏は暑い上に冬は寒い、省エネ効果のない住まいになってしまい、断熱材の交換まで行う必要性が生まれます。

木造の住まいの場合は、雨漏りが原因で腐食が起きる可能性があります。
構造体そのものが腐食してしまうことは、構造強度の低下、そして耐震性の低下に繋がります。
構造強度の低下には、屋根が剥がれる危険性が伴うことを意味します。
一重に雨漏りといっても、多くの弊害が伴うことを把握しておくことが大事です。

□まとめ

今回は、屋根塗装が必要な理由と、行わない場合のリスクについてご紹介しました。
屋根塗装を行うことは、大切な住まいを守ることを意味します。
屋根塗装をどのタイミングで行えば良いか迷っている方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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